7月に読んだ本 ④ | しげる((あらはちく))はこうしてできている

しげる((あらはちく))はこうしてできている

そりゃまぁネットだから、書けることと書けないことはあるけれど
とりあえずさらけ出せることはさらけ出していくことが
ときには必要なんですよねwww~^^

こんにちわふたぬ~ん♪

 

 

 

ペタしてね

↑午後はどこか出かけてみるか?

 

 

 

とりあえず午前中にブログを書き始めてしまえば

あとは縛られるものがなくなるわけですから

どこか出かけてみるかということも視野に入れています^^

 

 

 

 

まぁ出かけるとしても

久々にあのBOOKOFFに行ってみようかだとか

川口まで餃子を食いに行ってみようかだとか

川口じゃなくても同じ系列の小岩の餃子に行ってみようかだとか

夢にまで見るジャンカレーを食いに行ってみるかだとか

大したところに出掛けるわけではないので

結局はまぁ暑いし別にいいかともなりそうな気もする

 

 

 

 

それよりも買出しを早めに済ませて

それこそDVDを見るってのもありなのかもだけど

それもなぁという休み方が全く下手くそな休暇になりそうです^^

 

 

 

 

 

宮下奈都「神さまたちの遊ぶ庭」

7月17日~7月20日

 

 

 

 

読み始めてこれはひょっとしてと思ったわけですが

やっぱりエッセイでした^^

 

 

 

基本エッセイは読まないようにしてるわけで

それはなんか作家の裏側のようなものを見せられたり

罷り間違って作中秘話なんてものを読まされたら

どうも次から小説自体が楽しめなくなりそうだし

作家の気持ちなんて知らないまま純粋に作品として

小説を味わいたいからというわけですが、、、

 

 

 

 

まぁそこまで夢中になるエッセイを読んだことがないような気もするし

エッセイが受けたからと小説を書かずにエッセイばかり書いてる作家もいて

小説書いてくれよとという読者側からのメッセージになれば、、、

 

なるわけないか^^

 

 

 

 

ところが今回のこのエッセイちょっと趣が違う♪

 

それは著者が家族ごと1年だけ北海道の山奥に住むことになって

その実録レポートのような体裁だったのです!

 

 

 

けっこう夫がぶっ飛んだ人らしくて

仕事を辞めて北海道に住みたいと言い出して

それも帯広とかの町ではなくて

山間の大自然の中で暮らしたいと真顔で訴えたらしい

 

 

 

 

それで行く決断をしてしまう著者もすごいんだけど

最終的には3人の子どもたちまでノリノリで

それに押し流されるように移住することになってしまった感じ

 

 

 

それでも一年だけっていうのが最後の砦のような枷

 

 

なんでも”とむらうし”という集落が大雪山系にあって

最寄のスーパーまで山道を下って37キロという山の中

 

 

その併置校である小学校・中学校では

山村留学制度があって家族で住むところも用意してくれるというし

山村留学のまま三年住み続けている家族もあるらしい

 

 

 

不便だけどそれを楽しむ心の余裕がこの家族たちにはあるということか

 

 

 

ということでこのトムラウシに家族が馴染んでいって

再びその地を離れて福井に戻ってくるまでの

家族の一年間を独特な感性で綴っているエッセイだった^^

 

 

 

いや~こういうエッセイだったらもっと読みたいし大歓迎で

エッセイとしては特殊だったかもしれないけれど

初めて感動できたエッセイだったかもしれません♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

荒木 源「大脱走」

7月22日~7月24日

 

 

 

単位認定試験でそれどころではなかった21日は読書をせず

1日空けての読書再開となりました!

 

 

 

このタイトルから探検系とか冒険系なのかと思ったら

この著者にしては珍しいお仕事小説でしたが

この作品の後は近年けっこう何作か書いてるので

この作品で割と手ごたえがあったのかもしれません^^

 

 

 

 

正にブラック企業といえる工務店の営業として

騙してでも売ってこいという上司に対抗して

売り上げが思うように上がらなくても

基本的には誠実に制約を取ろうと

何年も頑張ってきた中堅の女子社員

 

 

 

 

それがあるときたまたま大きな農家で

ひとり暮らしをしている認知症と思われる老婆の工事を引き受けたところから

結局はそこでいくつも小さな工事を請け負うことになってしまい

それが金づるだとばれてやがて会社を上げての営業になり

上司ともども根こそぎ財産を巻き上げる段になって

老婆は認知症を装っていただけで突然訴えられてしまうという

 

 

それは社長の責任ではないと言い切る社長とそれにおびえる上司

 

 

会社を本当にブラックたらしめているのが

その上司ではなく温厚そうに見えた社長だったというわけで

やがてその上司ともども社長に対抗して奮闘するという

そんなお仕事小説です^^

 

 

 

 

 

新人類ともいえる新入社員の仕事の出来なさがイラつくほどだけど

実はそういうやる気のなさみたいなのが

こういうブラック企業に対しては一番有効かもしれず

その本人自体はそんなつもりが全くないのがユーモラスでもある

 

 

 

 

 

実はその老婆はさすがに農作業が出来ず

訴えを取り下げてもらうためにも

それを手伝うという名目でその新人君が派遣されるんだけど

彼は草取りすらも満足に出来なくて

いったいどうなってしまうんだろうこの小説はみたいな

何も進展しなくなるあたりでもこのキャラたちだけで読めてしまう^^

 

 

 

 

 

やがて彼の正体もわかりなぜそんな青年になってしまったかに

読者としては納得はできないけどその破天荒な行動から起きる

最後の最後に大逆転もあるわけで

そのあたりは見事な伏線回収だったかもしれません!

 

 

 

 

 

 

 

まぁブラック企業に必ずあるのは

基本的には社員たちの仲間意識が高くなるってところで

それが大きな力に育っていくのも面白いところだけど

現実ではなかなかそういうことが起こらないから

こういう小説がいい捌け口になるのかもです^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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