6月に読んだ本 ⑤ | しげる((あらはちく))はこうしてできている

しげる((あらはちく))はこうしてできている

そりゃまぁネットだから、書けることと書けないことはあるけれど
とりあえずさらけ出せることはさらけ出していくことが
ときには必要なんですよねwww~^^

おっはよ~にんぐるこ~す!

 

 

 

ペタしてね

↑今日は英語勉強会です

 

 

 

昨日も暑かったけど今日も半端ない暑さで

エアコンを切る勇気が起きません!!!

 

 

 

買出しに出かければいった先では汗もひいてくるけど

それまで炎天下でチャリンコを漕いでいくわけだし

帰宅時もそうして帰ってくれば

やっぱり汗で全身ずぶぬれ状態になってしまいます^^

 

 

 

 

今日は午後から英語勉強会なので

これから勉強会が始まるまでに買出しを済ませるつもりですが

おそらくずぶぬれ状態をある程度解消してから

勉強会に臨みたいものです

 

 

 

 

荒木 源「骨ん中」

6月20日~6月25日

 

 

 

 

「ちょんまげぷりん」の作者とは思えないほど

重厚でハードな著者のデビュー作でした!

 

 

 

 

まず壮絶なのは雪山での狩猟で熊に襲われて

兄と父が続けざまに殺されるシーンから始まることで

生き残った弟 川戸栄太郎の人生を解き明かしていく物語

 

 

 

 

実はその父 川戸栄吉というのが侠客というか

そっち系の土木作業で一代を築いた傑物で

明治時代なのかその時代はそういうのが普通だったのだろうけど

会社を興してからは暴力団系とは一線を引いてきた

 

 

ところが兄弟分とか世話になった人たちが居るから話がややこしいわけで

そういうことをひっくるめてその町に根付いていったことになる

 

 

 

 

つまり生き残った栄太郎はそうした企業を

本来なら兄 昭英が継いでいたものを一手に引き受けることになり

川戸建設会社をさらにいまやその町を代表する王国にまで育てたのだ

 

 

 

その熊のシーンは彼が書いた「父川戸栄吉の思い出」という本の一節のようで

その後の展開に重要な父がどのように会社を興してきたのかを含めて

今起きている事件に折り重なるように綴られていく

 

 

 

実は今起きている事件というのも時系列が前後しているようで

時間を少し遡りつつ読み進めるうちに明らかになっていくけど

とにかく川戸栄吉の物語に心をまず奪われてしまうわけで

先に読み進めたくなるという気持ちは損なわれない

 

 

 

少しもう少し時系列をまとめて欲しい気もしたけれど

これが読ませる筆力なのかもしれません!!!

 

 

 

というくらい読み応えのあるデビュー作だったと思います^^

 

 

 

 

宮木あや子「喉の奥なら傷ついてもばれない」

6月25日~6月26日

 

 

 

 

なんてタイトルなんだと思ったけれど

宮木作品のこれはかなりシリアスなほうの作品

 

 

 

 

思いっきりコメディに針を振り切った作品と比べると

とても同じ作者の作品とは思えなくなるけど

これも宮木作品の一面であって

むしろこういうもののほうが後をひく感じで

また読みたくなったりするのかもしれない

 

 

 

 

6編を収めた短編集だけど

どれもなぜそんなことをしてしまうのかというような

してしまう側をずっと掘り下げた短編ばかりで

子を虐待する母の子はやっぱり自分の子を虐待してしまう衝撃や

よい妻よい母を演じ続ける女性の実際の逡巡など

覚悟して読まないとかなり鬱々とした気分になるかも

 

 

 

 

それでもあっという間に読了させてしまう^^

 

 

 

 

 

とにかくどの話にも救いはなかったとは思うけど

それぞれの主人公たちが何にこだわって執着しているのか

こだわりが行き過ぎると執着になって何かを狂わせるというか

そんな執着の様々を描いた短編集でもあったと思う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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↑今日は英語勉強会です