2月に読んだ本 ④ | しげる((あらはちく))はこうしてできている

しげる((あらはちく))はこうしてできている

そりゃまぁネットだから、書けることと書けないことはあるけれど
とりあえずさらけ出せることはさらけ出していくことが
ときには必要なんですよねwww~^^

こんにちわふたぬ~ん♪

 

 

 

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昨日の朝の大嵐は実はそれほど風はきつくなくて

雨もそんなに苦にならなかった^^

 

 

 

そんなこんなで昼過ぎからはすっかり春の陽気で晴れ渡って

お陰ですっかり忘れて会社の置き傘を増やしてきてしまいました、、、

 

 

 

 

そして年度末!

 

4月からの事業計画分の修正依頼はなかったけれど

月曜日に出社したら追加依頼が舞い込むかもしれません

 

 

その前の束の間の週末の休日というわけです♪

 

 

 

そういえばホントに全く一週間

新橋古本市をやってるのかどうかも全くその光景すら見なかった

 

同じ新橋駅の使用でありながら気持ちの上でもずいぶんSL広場が遠くなったもので

これではホントに今週古本市をやっていたのかどうかも

既に確信が持てない結果と成り果てました

 

 

 

ま、しげるには今後もBOOKOFFがあれば、、、

 

 

 

 

東野圭吾「人魚の眠る家」

2月19日~2月22日

 

 

 

これは先月Yさんと飲んだときにお勧めされた本で

その後LINEで正確なタイトルを報せてくれて

すぐにBOOKOFFで手に入れて読んだというわけです^^

 

 

 

 

東野圭吾といえば「新参者」の加賀シリーズや

今夜も地上波初放送でやるガリレオの最新作とか

その他にもしげるはいろいろ読んできたものですが

そういう話をしている中で紹介されたというわけです!

 

 

 

 

で、読み始めてこれがどんなジャンルのものなのか全くつかめず

さらに読み進めてもどこに着地するのか

SFなのかファンタジーなのかミステリーなのか医学ものなのかはたまた、、、

と疑問符いっぱいで読んでいたわけですが

それでもそれらのすべての要素があって

とても面白く読めた読書でもありました^^

 

 

 

 

 

たぶん医学的な治療の面ではまだ現実はそこまで進歩してないかもしれないので

それでSF要素もあると思ったわけですが

ひょっとしたら実用化されてないだけでそういうこともあるのかもしれず

でもプロローグの雰囲気なんかはファンタジーとかホラーものの感触もあって

そうしたら途中から社会派ミステリーみたいな様相を呈しても来て

最終的には移植手術を巡る現代日本の法整備の甘さに収束していくかと思ったら、、、

 

 

 

 

 

ミステリーみたいに事件の展開や犯人像が

二転三転するっていうのじゃなくて

ジャンルの枠組みすらが二転三転しながらも

ここまで一本の筋が通されたような作品は初めてだったかもです♪

 

 

 

 

 

すべて現実に起こりえるストーリー展開の攻防の果てに

最後は「ナミヤ雑貨堂の奇跡」のような

あそこまでファンタジーではないけれど

そういう感動にきちんと導いて

プロローグの伏線回収までしてみせる

 

 

 

 

そうか!そういう落としどころだったのかというわけで

Yさんがお勧めしてくるだけあるなという作品でした^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

綿矢りさ「私をくいとめて」

2月22日~2月25日

 

 

 

このポップな表紙が暗示するように

綿矢作品としてはかなり軽いタッチの

そこまで毒を吐かないような作品だったと思います^^

 

 

 

 

もともと芥川賞を取るくらいだから

本来は純文学の一貫のその先なのかもですが

しげるの印象としてはこれはどちらかというと宮木あや子なんかに

作風を寄せているイメージのほうが先行してしまって

それでもまぁそこまでユーモアお仕事小説や

ドタバタ学園小説のような感じというわけではなくて

この著者らしさを少し残しているようにも思った

 

 

 

 

 

ただそこかしこに見え隠れする本来の綿矢節のようなのが

ちょっとスムーズな流れを止めているようにも思えたわけで

後半に行くに従ってどっちつかずのような気もしたので

割と迷いながらも書いていたのではないかとすら感じる

 

 

 

 

そうはいっても元々そんなに読みにくい作家ではないけど

これはかなり一般受けしそうな作品になっていて

映画化もされているようだ

 

 

 

主演がのんで相手役が林遣都で少し???

 

 

がけっぷちロマンスってことらしいけど

3~4年前の映画だからのんでは若すぎないか?^^

今いくつか知らないけど^^

 

 

 

それでも原作の30代半ばが見えてきた女性の

揺れ動く心情はこの軽妙なタッチで描くのがよかったんだろう

 

 

 

 

思えば「インストール」とか芥川賞受賞作の「蹴りたい背中」なんかは

10代のもっともっと不安定で深刻そうな女性心理を扱っているわけで

そういう女性(著者?)がある程度社会にもまれてきたような

成長の証がここに記されているのかもしれません^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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