おっはよ~にんぐらんでんぶるぐ!
今日はいい天気になりましたが
けっこう冷え込みが厳しい感じです、、、
昨日の買出しは
出かける時間には雨もやんでいて
普通にチャリ漕いで行けましたが
裏道を走っていきました^^
裏街道しか歩けない^^
じゃなくて
車がめったに来ない道のほうが楽なのです☆
何なら人通りもほとんどないほうが
さらに気が楽ですが
これはあれ、最近は歩きスマホが多いのもありますかね
とはいっても歩きスマホは
駅近辺に集中してますから
こんな住宅街ではめったにいません
いや、それにしてもこれだけ世間で騒がれるのに
未だに根絶はできないようですし
中には性質の悪い人もいて
既に壊れたスマホで歩きスマホをして
わざとぶつかって落として
修理代を請求する詐欺もあるとか、、、
とにかく歩きスマホの人には
できるだけ近づきたくないって感じかもです!
さて先月読んだ本を書いておかないと
そろそろ忘れ去ってしまいそうですから
簡単に並べてお茶を濁してしまいましょう^^
先月は実は6冊しか読めなかった、、、
実際はその中の一冊のボリュームが
3冊分くらいあった気もしないでもないですが
読めなかったものはもう仕方がないわけで、、、
今月もまだ4冊目ですが、、、
伊坂幸太郎「死神の浮力」
10月2日~10月6日
シリーズ第2弾は連作短編ではなくて
入魂の長編作品でした!
ここでは死神がその人に取り付くのは
最後の一週間ですから
一冊かけて一週間の出来事が綴られます^^
短編のときはテンポが良かったんだけど
長編になった分その辺はさすがに冗長に感じます
それでもその一週間で死神・千葉と当事者が
なんともいえない関係性を築いていって
もちろん千葉には感情や痛覚もないわけですが
それで却ってホントはありえないお互いの絆のようなものを
読者は感じてしまうような図式ですかね
これはこれで読み応えもあって
上記のような感じから感動もしますが
それでも最初の連作短編の感動には
ちょっと及ばないかなってのが感想です、、、
でもまた伊坂作品の好きな一冊が増えた
そんなところでしょうか^^
畠中恵「ころころろ」
10月10日~10月12日
シリーズ8作目ともなると
さすがに雰囲気を変えてきましたね
というのもいきなり始まるプロローグが
つ~かプロローグとはそういうものだけど
若旦那なのに年齢感がおかしいのです
と思ったらご幼少の砌の話ということで
短編集のはずなのに
尻切れトンボの話で消化不良、、、
そしてまた現在の若旦那のストーリーになるんですが
ここからなんかちょっと重い、、、
なんと実は連作短編だったというわけで
その重い若旦那に降りかかった奇病が
ずっと最後まで付きまとうことになるのです
もちろんいつも病弱ですから
そんなに派手に活躍できるわけではないんですが
今回は特にそのせいでほとんど身動きが取れませんし
あれこれと得意な推理とか方策を考えたりも
かなり手詰まり感が満載になります
その分追い詰められた緊迫感はあるんですが
ちょっと度が過ぎた感じがしないでも、、、
あと若旦那をそうしてしまった相手が
とにかく普通じゃ元に戻してくれそうになくて
やっつけるわけにも行かないという存在で
ちょっとこのシリーズとしては重すぎる感じですね、、、
石田衣良「IWGPⅥ 灰色のピーターパン」
10月13日~10月17日
またまた子どもを出す?^^
それでもよくこれだけ同じような設定で
全く違う話をひねり出すかと
いや、、、全く同じ話で
ちょっと違う設定か?、、、
だからね読んでる間はいいんだけど
あとで思い出そうとしても
一話一話を簡単には思い出せません^^
各話のタイトルを眺めてみても、、、
表題作はネットで稼ぐ子どもにたかる不良たちの話
2つ目の話はいじめられっこが暴力を振るう話に
その被害者となった兄弟の苦悩を描く
3つ目は無認可保育園に絡めての児童誘拐の話
4番目が最後で今回も大作ですが
池袋の風俗店にまつわる裏側の抗争
でもこの中では最後の話が
あとからすれば最も印象が希薄です、、、
これはテレビドラマを見ている感覚かもで
各話の話の詳細をそこまで覚えてないのに似てる
もちろん連続ドラマでひとつの話の場合は違うんだけど
一話完結の時代劇を見ているようなものです!
ただこのIWGPの設定は好きでキャラも好き
だからこんな読み方でもいいんだと思いますね^^
海堂尊「マドンナ・ヴェルデ」
10月17日~10月20日
昨年、復職した際に
最初に通勤読書で読んだ「ジーン・ワルツ」の続編です^^
続編ていうか
「ジーン・ワルツ」の時間軸と同じタイミングで
あっちの話の裏側でこんなことになってたという
パラレル的なひとつの話の展開です!
だから両方読むとさらにいろいろと見えてくる
とはいえこの作品だけでも
かなりいい出来ですね!相変わらず^^
これを矢のような速度で書き上げるこの作家は
とにかく驚きなんです!
そろそろバチスタシリーズも読み始めたい^^
でもこっち系の話のほうがしげる好みかも!
今回は「ジーン・ワルツ」の主人公の母親が主人公で
どうやらNHKでドラマ化もされて松坂慶子が演じたようで
読みながら松坂慶子の演技を想像していました♪
伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」
10月21日~10月29日
とにかく間違って2冊目の伊坂作品を選び
さらにその分量に懲らしめられて
ほぼ10日近くも読了にかけてしまいました、、、
でもこれは伊坂の最高傑作のひとつだと思います!!!
最初の章で事件がどのように起きたか
次の章でそれを大衆はどう見ていたか
その次に20年後の検証で見えてくる事件の様々な憶測
そして最後が長~い長い本編となります
この構成の仕方自体が最初から心憎い^^
つまり最初から読者を煙に巻こうとしているようでいて
きちんとあらゆる状況を説明しきってしまう
その上で始まる物語
先にネタばれさせておいて
平然と意外なオチをついてくるこのふてぶてしさです^^
たぶんねこれ読み始めたときは気づかなかったけど
この月に読んだどの文庫よりも文字が細かくて
それでいて各ページの紙質が薄くて
2~3倍のページ数という分量があって
だから梃子摺ったともいえますが
この最後の物語がホントに始まるまでに
いいかげん翻弄され続けたのにも原因がありそう、、、
でもしげるとしてはその面白さは
処女作の「オーデュボンの祈り」にも匹敵すると思います!
そのくらい二転三転して
主人公の苦悩が細かく描かれていく
実はこれ映像をまだ見てません!
確かフジで放送予定だった日かその前日に
東日本大震災が起きて吹っ飛んで以来
未だにテレビでやってないんじゃないだろうか、、、
見たいな^^
誉田哲也「感染遊戯」
10月30日~11月1日
姫川シリーズのスピンオフ作品で
連作短編でした!
全部で4話なんですが
ガンテツの話と
短編「シンメトリー」の一編で印象深いキャラの元刑事の話
そして解散した姫川班にいた若手刑事の話
最後はそれらのすべてが入り乱れて
事件が解決に導かれていきます
「ゴールデンスランバー」で
しげるは廃人のような読書家になりましたけど
この「感染遊戯」でもって
また普通の読書人に戻れた気もする^^
姫川も何度か登場しますが
ほとんど活躍しないで先の3人のキャラが掘り下げられます
このシリーズまた新しいものも書かれてるようですから
今から楽しみです!
ということで6冊しか読めなかった10月ですが
間違えて手に取ってしまった「ゴールデンスランバー」が
とにかくしげるに楔のように突き刺さった読書でした!
今月もあと10日で今4冊目で
何冊読めるのかなぁ、、、