渦巻く葛藤

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日中はまだ暑いものの

朝晩はだいぶ過ごしやすくなってきた。

 

しかし

気をつけないと風邪を引いてしまう。

 

寒暖差が激しいこんな時期こそ

介護者は注意が必要なのである。

(て、ことは春夏秋冬一年中注意が必要ってことだが)

 

夜中

急に冷え込んできたので

ばあちゃんに布団をかけた。

 

 

これは優しさというより

後の面倒を避けるためだ。

 

被介護者の不調は

そのまんま介護者に跳ね返って来る。

 

 

深く眠っているとばかり思っていたばあちゃんから

思いがけずはっきりとした「ありがとう」が返ってきた。

 

認知症は不思議な病気だ。

 

最近は

ますます発語の状態が悪く

 

 

こちらから働きかけなければ

本人から話すことはまずないし

 

起きている時は

ほとんどばあちゃんの声を聞くことがなくない。

 

 

だけど

かえって眠りについた後

寝言を喋っている時の方が

明瞭ではっきりした言葉が出てくるのだ。

(とはいえ、最近はその寝言の頻度もかなり少なくなったが)

 

引き出しの奥深くに入っていた言葉が

睡眠と覚醒のハザマでひょっこり現れる。

 

起きていると要らぬ雑音で混乱し

言葉が出ないってことなのかしらん?

 

でも言い換えれば

ばあちゃんの引き出しの中に「ありがとう」は

未だちゃ~んとたたんでしまってあるってことなのね。

 

 

 

今朝

ばあちゃんをデイに送り出し

ヤレヤレと新聞を読んでいると

 

 

イエ電が鳴った。

 

朝からイエ電がかかってくるのは

大概あまりよい連絡ではないワケで。

 

 

「太郎様、昨晩ベッドから転倒されまして・・・」

 

このフレーズ

これから何回聞くことになるのかな~)

 

瞬時にオニ嫁の頭に浮かぶのはコレ。

 

 

今回は前回よりケガの程度は軽かったらしく

頭を少々擦りむいたぐらいで済み縫合はしていないとのこと。

 

「しかし頭部のケガなので

慎重に観察しています。」

 

重ね重ねの謝罪と共に

伝えられたのはこんなところだった。

 

 

 

 

と、としお氏がこぼしたのは

先日の日曜日。

 

としお氏が見舞いに行った際

じいちゃんと

 

 

 

こんなやり取りがあったところ。

 

まぁ

先々月の断食→ と同様

じいちゃんなりのデモンストレーションと言えなくもないが

 

息子としてはかなりへこむ言葉ではある。

 

 

リハビリをやってはいても

改善望めず

食べたいものも食べられず

 

ただ朝が来て昼を過ぎ

夜が更けるのを待つ毎日に

絶望しかない、じいちゃんの気持ちが

分からないでもないのだが・・・。

 

 

 

 

ああ。

渦巻く葛藤。

 

だから

あまり気乗りはしなかったんだけど

 

 

 

一郎と二人

じいちゃんの様子を見に行くことにした。

 

 

 

つづく

 

 

 

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