子どもを持ってからというもの、世界の戦争のニュース、特に 命を失った子どもや親を亡くした子どもの話を聞くと、残された人の気持ちが想像されていたたまれない気持ちになる度合いが倍増しました。

 

戦争なんてなくなってほしい…という気持ちが強くなる一方戦争が起こる理由もより腑に落ちるようになりました

 

「何か(家族)を守りたい」気持ちの強さが人を攻撃的にさせるということは知ってはいましたが、より身に染みて納得できるようになったという感じです。

 

その特性を制御しているといわれているのが、他者への共感や協力性を高める作用があり、母性本能の源ともなる「オキシトシン」というホルモン。

 

私はちびたん立ち上がるかわいいーデレデレとなっている時に、「オキシトシン出てるー」とひそかに思っています。

そして、家族に対する脅威を感じれば本能レベルで攻撃的になるんだろうなあと感じます。

 

2023年6月18日 放送のNHKスペシャルでオキシトシンと戦争の連関について説明していました。

ヒューマンエイジ 人間の時代 第2集 戦争 なぜ殺し合うのか - NHKスペシャル - NHK

以下、上記NHKサイトのまとめ記事 より抜粋・要約しつつ一部補完

 


オキシトシンは出産や授乳の際に分泌され、我が子への“愛着”を強めたり、性別を問わず、触れたり見つめたりした時にも分泌され、互いの“信頼感”を高めたりする働きがあります。


これがホモサピエンスの協力して力を発揮する特性に貢献し、個体能力の高いネアンデルタール人などを押しのけて世界を支配する原動力にもなりました。

 

「愛情ホルモン」「幸せホルモン」とポジティブな言葉でも語られるオキシトシンは仲間と仲間以外の線引きをした上で仲間以外に対しては攻撃性も高める効果もあることが判明しています。

 

動物も子どもを守るために親の攻撃性が高まる本能を持っていますが、人間は兵器の進化やプロパガンダによる線引き促進技術もあいまって戦争のような酷い殺し合いができるようになっています。(敵味方の線を引くのも技術促進につながる協力体制を築けたのもオキシトシンの貢献が高い

 

想えば小中学校で、戦争に関する学習や広島への修学旅行など、戦争について学ぶ機会はたくさんあったのに「戦争はよくないことだと皆思っているのになぜなくならないの?」という子どもの素朴な問いに対してちゃんと教えてくれた大人はいなかったなあ…。

 

では未来のちびたんニコニコに自分が聞かれたらどうこたえる?

 

をまた改めて書こうと思います。