皆さんこんにちは
アラディアの館店長のひろです
今回は
魔女の祝祭サバトとエスバトについて
そして日本がお盆休みという事で魔女が祝う
西洋版のお盆もご紹介しますね。
現代において魔女は既に
悪魔崇拝だ!みたいな風潮は
ほぼ無くなり豊かでクリーンな
イメージになってきましたよね。
皆さんはそもそもなんで
魔女=悪魔崇拝になってしまったのか
ご存じでしょうか。
悪魔と契約して魔力を授かったから?
人に害を与える魔術を使っていたから?
実際、これと言う根拠を知っている方って
ほとんどいないと思います。
という事で
今回はそんな魔女=悪魔崇拝と言う
イメージが付いてしまった根拠も
踏まえてサバトとエスバトについて
簡単にご説明して行きたいを思います。
まず既に
ご存じの方もいらっしゃると思いますが
サバト、エスバト=悪魔崇拝の
儀式ではありません(笑)
これはキリスト教のでっち上げです(笑)
そもそもサバトとは
旧石器時代から存在していた
自然を崇拝する多神教の人々が
行っていたとされる祝祭であり
太陽の周期に基づいた
季節の移り変わりを祝う祝祭なのです。
このサバトは年に8回行わます
Samhain/サウィン 10/31 別名ハロウィン
最後の収穫と冬の到来を祝うサバト。
西洋版のお盆であり、先祖や亡くなった人の命に
敬意を払うお祭り。
※ケルト神話に基づく言い伝えではサウィンが一年の終わり
11/1が一年の始まりと考えられている
Yule/ユール・冬至 12/20~23
冬を迎え衰えた太陽の再生を祝うサバト。
Imbolg/インボルク 2/2
春の訪れを迎える準備と浄化のサバト。
Eostara/オスタラ・春分 3/21
春の訪れを迎えるサバト。
Bealtaine/ベルテーン 4/30~5/1
夏の初めを祝うサバト
Litha・Midsummer/リーザ・夏至 6/21
一年で最も日が長く太陽の力が強まる。太陽を称えるサバト。
Lughassad/ルーナサ 8/1
最初の収穫を祝うサバト。
Mabon/メイボン・春分 9/21
第二の収穫を祝うサバト。
このように
1年の太陽の周期にそって
多神教の人々は
季節の移り変わりを祝ったり
豊作や成長、繁栄を祝った
とされています。
次にエスバトとは
サバトとは反対に月の周期に基づいて
行われる祝祭であり
満月の夜に行われる儀式です
このエスバトはカヴンと呼ばれる
12人プラスリーダー1人の13人から
構成されるグループで行い
月の女神に祈りを捧げ
そのパワーを授かるための儀式です。
大まかに説明すると
サバトとエスバトはこの様になります。
これだけの説明では
なんで魔女=悪魔崇拝なの??
そう思われると思います。
なぜサバトとエスバトが
悪魔崇拝を連想させてしまったのか
そもそも古代の多神教では
豊穣神や太陽神、火の神など
様々な神様を崇拝する習慣がありました
そんな多神教の中で一神教であるキリスト教に
とある神様が悪魔として
仕立て上げられてしまうのです。
それがこの豊穣神ディアヌス
現代の悪魔は様々な容姿が増えてしまい
似ても似つかないような悪魔もいますが
サタン、バフメットなどはこのディアヌスが
悪魔として仕立て上げられてしまった姿なのでは
と思われます。
また多神教の人が行っていたエスバトこれも
キリスト教によって悪魔の儀式として
でっち上げられてしまうのです。
先ほども説明しましたが、エスバトが
12人のメンバー+1人のリーダーで構成され
儀式を行うのですが、その際リーダーが
有角神の仮面を被り、儀式を行っていた為
これをキリスト教は悪魔の取り仕切る儀式として
世に広めたのです。
2本の角を持つ悪魔を崇拝し
悪魔の取り仕切る儀式を行う
悪魔崇拝
こうしてキリスト教によって
魔女=悪魔崇拝になってしまったという訳です。
そしてこの魔女=悪魔崇拝が皆さんもご存じ
「魔女狩り」へと繋がっていくのです。
以上がサバトとエスバトについて
魔女=悪魔崇拝になってしまった根拠でした。
私が店長を務めるアラディアの館でも
今回紹介した豊穣神ディアヌスを崇拝していた
人々とキリスト教の対立や魔女についての言い伝えを
ご紹介していますので是非ご覧くださいね
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