9月の末に、ガラガラと音を立てて崩れるように体調が悪化した父は、あっという間に亡くなりました。
20年前に亡くなった、祖母(父の母)の誕生日に倒れ、入院しました。
手の施しようもなく、ただただベッドの上で数日間命を繋ぎ止めましたが、
ゆっくりとゆっくりと命の火が消えていく姿を眺めている事しかできませんでした。
まるで、
まだ父の死に行く事を受け止められない母に、
その状態を見せて、少しずつ納得させていくように、
ゆっくりと、父は、
私達に心構えをさせてくれました。
ギリギリまで、家で過ごした父の肺は、
医師の方から、よくこの状態で家で普通に暮らせていたと驚かれる程の状態でした。年齢的にも体力的にも、強い治療はできませんでした。
素人の目にも、それは理解できました。
急性増悪で病院に運ばれた時、
「お父さまは、本当に強いです。よく頑張られましたね。お役に立てず申し訳ありません」と先生に頭を下げて頂いて、涙を浮かべられて、
ああ、良い先生に診ていただいたなぁと
安心しました。
家で過ごす事にこだわって、最後までしっかりと、キチンと生活をしようとした父。
若い頃から頑張り屋さん、努力家で几帳面で、
対人面は不器用だけど、
信頼のおける人だと人望のあった父の為、沢山の方々が葬儀に参列してくださいました。
私は、若い頃、父の事でとても悩みました。
父の不器用な子育ても、
愛情の裏返しであったことも、今は理解できます。
なぜか元気な数年前から
あまり父の命は長くないように思い、
父の昔話を聞いたり、色々な話を聞いてきました。(酒乱なので、お酒を飲んでいると全くダメでしたので、素面の時を選びました。)
色々な苦労を経験した話を涙ながらに語る父を知ろうと思い、
寄り添おうと努力しました。
私の、父への感謝、尊敬も、
伝えられたと思いますし、
お互いに過去の事を詫びて、良い関係になっていたと思います。
父が、ここまで生きてくれて、本当にありがたかったですし、父の子に生まれた事を本当に感謝しています。
父は今どこで何をしてるのでしょう。もう、心や身体の苦しみもなく、穏やかにいてくれているのかな。
この父の死をきっかけに、
母との関係も劇的に変化しました。
母は、この数ヶ月病院の付き添いや世話、亡くなってからの手続きや様々な対応、父、母のために働いた私に感謝してくれるようになり、
とても素直に接してくれるようになりました。
父がいなくなり、不安になったのでしょうし、
私も、母に対して、感謝の気持ちと愛情を取り戻してきました。
どんなに私が反発し、迷惑をかけてきても、
それを受け止めてきた(間に受けず流した?)
母の愛情がしっかりとあったこと、
今更ですが、
有難い事だったと思いました。
数ヶ月前まで、母に対して急に高まっていた、
憎しみに似た感情は、吐き出され、
父の死の波にかき回され、流されて、
大きな海の一滴になったようです。
これから、また、1人になった母との、
関係がはじまります。
一緒には暮らしていませんが、
近くにいるので、
なるべく母の力になって、
いつまでも元気でいて欲しいです。
こんなに穏やかに母の事を思えるとは、
本当に、不思議ですが。
いつまでも、大人の思考でない、
子供な自分に改めて気がついて、嫌になりますね。結局、愛してほしい!って言ってるんですね。
父が死んで、本当に色々な事を考えました。
自分の未熟さ、恥ずかしくなりますね。
大人にならならければ。年だけとって、本当にいつまでも子供です。
父が、私のダメさに、怒ってるかな。
本当に、お疲れ様でした。ありがとう。
くだらない内容ですが、
読んでくださいました方、
本当にありがとうございました。
寒くなりますのでご自愛くださいね。
