新パソコンはてんやわんや

 

旧パソコンがそろそろ10 年。ようやく買い換えた。

電子レンジも、一ヶ月前のある日、プシュ~! と情けない音を立てて、突然に押し黙ってしまった。我が家は去年から目白押しの買い替えが進んでいる。まるで、伝染したように寿命を終えていく。

 

 さて、会社の同期会の名古屋地区の幹事を数年前から、縁あって引き継いでいる。

「まあ、この程度の仕事なら」とやむ得ず引き受けた。幹事と言っても、年に6 月と12 月の懇親会開催の案内メールを打つだけの仕事である。会場も決まっている。その後は、当日の司会役と会費の精算と振込依頼である。

 

ところが、現在利用している案内のネットシステムから廃止のお知らせが届いた。皆さん、「困った。困った」だ。そこで、私の友人D さんの登場だ。グーグルに、同様のネットワークシステムがあることを教えてくれた。

 

さあ、新システムへの引っ越しだ。立ち上げは、すべてDさんにお世話になった。60 名ほどのアドレスも引っ越しも終えたが、今も私なりに悪戦苦闘中だ。システム乗り換えの案内メールを一斉に打電したところ、少人数の受け手が「何やら、分からん??? 」と返信してくる。もちろん、こっちも勝手がわからない。またD さんに問い合わせつつ、新システムへの告知と理解を進めている。

 

一世代前の人は、すべてハガキと電話でやっていたわけだから、頭が下がる。IT 格差などと言われて久しいが、まさにその通りの世界を実感している。私はD さんに手を引っ張られ背中を押されて、システムの引っ越し役を務めている。ハガキの世界なら、「もう、幹事など勘弁してほしい」と泣きを入れているはずだ。

 

10 年ほど前に、氏子総代代表を仰せつかった。その時、本ほどの朱塗りの鳥居が17 年を経て腐り果て、子供たちが危ないからと言われて、新調した。費用も相当なものだから、責任も感じた。だから鳥居の建替えは信頼のおける知り合いに頼んだ。「まったく運のない男だ」と、恨めしく思ったものだ。しかし結果は、メデタシ・メデタシで終わったから、ホッとした。

 

D さんの全面協力がなければ、次の同期会は「お別れの会」となっていたかもしれない。IT 時代、恐るべきですが、何とか、ホッとしつつある。それで鳥居のホッも思い出した。ご協力の賜物だ。

 

鳥居も私もホッとしている初詣かな