芝㊨1200m
小倉2歳ステークス
向正面の直線を延長したポケットからのスタートで3コーナーまでの直線距離は479m。コース内で最も高い部分からのスタートになるためスピードが出やすく、他開催場の1200m戦に比べてもテンが速くなる。更に3.4コーナーがスパイラルカーブで下り坂になっているため、スピードが落ちずに直線の入り口では大きく外に膨らんでしまうことが多い。
基本的には逃げ先行が有利。スピードに任せて前々からそのまま雪崩れ込むパターンが王道だが、荒れ馬場でテンで速くなりすぎた場合は前が総崩れになることも。開催の前半と後半では好走脚質が大きく異なることも多く、馬券を買う前には馬場状態をシッカリと確認する必要がある。
〜POINT〜
・圧倒的に逃げ、先行有利
・浜中俊騎手がリーディング。藤岡康太騎手、和田竜二騎手、川田将雅騎手も好成績
・枠順による有利不利はなし
〜特注種牡馬〜
勝利数トップ=サクラバクシンオー(36-29-18-258/341)
勝率10.6%、連対率19.1%、複勝率24.3%、単回値98、複回値80
高連対率=キンシャサノキセキ(6-9-5-25/45)
勝率13.3%、連対率33.3%、複勝率44.4%、単回値46、複回値91
高単勝回収値=ホワイトマズル(3-1-1-15/20)
勝率15.0%、連対率20.0%、複勝率25.0%、単回値644、複回値138
サラ系2歳上オープン平均
逃げ 0.25%
先行 70.0%
差し 20.0%
追込 0.75%
平均勝ち時計 1.08.9秒
(3F-3F)(33.5-35.4)
平均上がり 35.1秒
枠
フラット
脚
逃げ
種牡馬
サクラバクシンオー
アドマイヤムーン
ダイワメジャー
ブジキセキ
ディープインパクト
夏の小倉のフィナーレを飾る2歳重賞
小倉2歳Sは、夏の小倉開催の最終日に行われる2歳重賞。歴代の勝ち馬には、2006年の優勝馬アストンマーチャン(翌年のスプリンターズSを制覇)など、クラシック戦線のみならず、その後の短距離戦線で活躍した馬も多い。注目の戦いを前に、ここでは過去10年の結果をもとにレースの傾向を分析していく。
中穴狙いに妙味
過去10年の単勝人気別成績を調べると、優勝馬10頭中8頭が3番人気以内の馬であるのに対し、2・3着は5番人気以下の馬が食い込むケースが目立つ。とは言え10番人気以下の馬で連対したのは1頭のみで、極端な人気薄の馬が上位に入ることは多くない。上位人気馬をしっかりチェックしながら、5~9番人気あたりの中穴を狙ってみるのが面白いだろう。
初勝利時の2着馬との
タイム差をチェック
過去10年の出走馬の初勝利時における2着馬とのタイム差別に小倉2歳Sでの成績を調べてみると、タイム差が「0秒3~0秒5」・「0秒6以上」だった2グループが好走率で「0秒2以内」を大きく上回っている。このレースでは、初勝利を挙げたレースで2着馬にある程度の着差をつけていた馬が活躍する傾向にあるようだ。
初勝利を挙げた時期に注目
過去10年の出走馬が初勝利を挙げたレースの日付を調べてみると、優勝馬10頭中9頭は「7月1~31日」・「8月1~9日」に初勝利を挙げていた。「6月30日以前」に初勝利を挙げていた馬の中には、小倉2歳Sまでの間に重賞やオープン特別に出走していた馬もいたが、それらの経験が決してアドバンテージにはなっていないようだ。また、「8月10日以降」に初勝利を挙げていた馬も苦戦傾向にある。7月~8月上旬に初勝利を挙げていた馬がいれば、注目してみるのも面白そうだ。
勝ち馬を探せ!
FOR THE WIN
多頭数のレースでデビューしていた馬が連勝中
2012年以降の過去4年の出走馬のデビュー戦での出走頭数を調べると、優勝馬4頭はすべて「13頭以上」のレースでデビューしていた。キャリアの浅い2歳馬の重賞だけに、デビュー戦から多頭数のレースを経験したことが、少なからぬ強みになっているのかもしれない。
これを考慮して
馬選びしましょ。(´ω`)