【都会人が知らない農業裏話】 こんなものまで食べれるの?!
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いよいよ冬本番、猛烈に寒くなってきた・・・。
寒くなってくると、野菜の生育スピードが急激に鈍ってくる。
2月~3月はもっとも野菜の種類が少ないシーズンである。これは仕方がない。これが旬である。
しかし、年間契約のMAKUWAURIでは、何とか15種類くらいは出荷したい。
で、いろいろ考える。
そうか・・・
あれを出していなかった・・・
「ブロッコリーフ」
新種の野菜ではない。「ブロッコリーの葉」だから、ブロッコリーフ。勝手に命名した。
ブロッコリーの葉、実は、食べれるのだ!
ブロッコリーが寒さのため、生育速度が落ちてきた。
代わりに出荷するのが、この葉っぱ「ブロッコリーフ」なのだ。
葉の方にはビタミンAが豊富でかなりの健康食材。ケールみたいなもんだ。
味はかなり濃厚、苦味もやや強いが、噛んでいくと甘みが残る。けっこう美味。ケールより食べやすい。
ケールはキャベツの原種と言われている野菜。
考えたらケールもキャベツもブロッコリーも、みなアブラナ科、つまり、同じ部類の野菜。
ブロッコリーの葉だって、食べられるに決まっているのだ。立派な野菜なのだ。
我々は普段、食べている。キャベツの代わりに。
では、葉はなぜ売ってない?
ひとつは「食生活の習慣」。食べるクセがないから、食べてこなかった。売っていなかった。
もうひとつは「農薬の心配」。
ブロッコリーは農薬を大量に使う野菜のひとつと言われているし・・・。
ブロッコリーフはキャベツの代わりになる。かなり味は濃厚だが。
MAKUWAURIのキャベツはそもそも、ケールのように味が濃い。無化学肥料だと、そうなる。
じゃあ、ブロッコリーフも一緒か?
なら出荷しちゃおう! となった。
別にふざけてはいない。名前はふざけて付けたが、食べることに関してはいたって真面目。
キャベツは昨秋から栽培しているが、何せ栽培期間が長く、出荷は春先になるし。
ブロッコリーの葉を食べる・・・このへんは無農薬農家なら普通のことである。
普通と言えば、世間では一般的でないが、こちらも普通。
野菜の中心から「花芽」が出てきた。野菜には花が咲くのである。
普通、これは売り物にはならない。
でも、この花芽って、非常に美味。独特の苦みと甘みがあって、生でも天ぷらにしてもオイシイ。
この花芽も、実は我々、普通に食べている。
ルッコラの花芽などは辛みが最高である。大根の花芽もなかなかよろし。
まあ、菜花みたいなものだ。菜花はそもそも花芽を食べる野菜。
野菜には、都会人が知らない秘密がいっぱいなのだ。
ということで、ブロッコリーフ、次回より出荷開始。
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MAKUWAURI 代表 荒木亨二