パリ オリンピック開幕おめでとう! まだ詳細は見ていませんけれど観客も一体となって盛り上げるオリンピックを見ると3年前の東京を思い出しちょっと複雑な気持ちになります。ともあれ、17日間、無事に無事に、選手たちのベストが発揮されますように!

 

 

 

 

  想像をこえる中学時代、名作じゃないですか?

 

まず『クラスメイトの女子、全員好きでした』、タイトルを勝手に短縮してすみません。長すぎるので・・・

 

 

実は今週放送された3話はゲロの話だったのでスルーして(食事しているかたがいるかもしれないので)、2話の感想にします。

 

これ、やっぱり名作じゃないですか?

とにかくストーリーが素晴らしすぎる。オリジナリティが高すぎる。こんな話聞いたことがありません。たいがいのドラマは、すごい名作だとしても、たとえ凄く驚いたとしても、それでも想像の範疇ですが、この中学時代の話はまったく想像を超えています。いつもびっくりします。そしてチョイ感動します。

 

 

 

 

 

2話は”ジャイアント文香"こと橘文香さんの話(大人になったら野呂佳代さん/中学時代は三宅りむさん)

橘さんは女子をいじめた悪ガキたちを、たった一人で成敗に向かう”勇者”でした。それをスネ夫は(木村昴さん/子ども時代は及川桃利さん)エアガンで撃ってしまいます(卑怯者~!あほ!) 

 

 

そんな事件があった数日後、橘さんは陸上部に入ってきます。そして何ということでしょう~。彼女の指導役にスネ夫(及川桃利)が選ばれます。彼女が希望する「三種競技B」をやっているのがスネ夫だけだったからです。

ちなみに「三種競技B」は、幅跳び、短距離走、砲丸投げ。スネ夫は「ひとつだと飽きるから」というふざけた理由で選んでいました。でも橘さんは「走るのも、飛ぶのも、投げるのも得意だから」。スポーツ万能なんですね。

 

 

 

 

  部活で女子とプロレスの話ができるなんて、これ以上の喜びを僕は知らない

 

そしてスネ夫は以前エアガンで撃ったことを謝り、橘さんは「もういいよ。あの時いっぱい殴ったし」と許してくれて、二人は友達になります。話が弾むうちに、スネ夫ほっこりはずっと思っていたことを話してしまいます、「橘さん、ヒクソン・グレイシーに似ているね」。ちなみにヒクソン・グレイシーというのは400戦不敗の無茶無茶強い格闘家らしい。神様だ。

 

あほ~! 中学女子にヒクソン・グレイシーとか言うな! そんな無敗の格闘家に似て、嬉しい女子がいると思う?! そもそも中学女子が知っているわけがない・・・と思ったら、文香さん「自分でも少し似ていると思ってた!」と嬉しそう。こうして彼女が格闘やプロレスが大好きなことがわかり、それから二人は毎日話が盛り上がるようになります。

 

 

「あと、女子プロレスも大好き」

「俺も好き!女子なら豊田真奈美とチャパリータASARIが好き」

「わたしはね ずっと井上京子」

「わかる、わかる・・・」

 

ずっと強くて怖い印象しかなかった橘さんだが、本当は心が広くて優しくて笑顔の可愛らしい女の子だとその時気づいたんだ。

それからというもの三種競技の練習はほったらかしで、プロレス談義に花を咲かせるようになった二人。

 

 

 

 

 

  カタツムリだ~!笑った。驚いた。感動した

 

そんな楽しい日々だが、ある日、橘さんは高校には行かず、プロレスラーになりたいと、話します。そのために毎日家で筋トレもしている。スネ夫は感激して「友達がプロレスラーになるなんて最高だよ。全力で応援するから!何でも言って」

「じゃあ 技かける練習したいから、プロレスごっこつきあって」

 

 

ということで、翌日、部活練習中に技かけスタート。

「かけてみたい技とかある?」

「う~ん、やっぱり井上京子のジャイアントスイングかな」

「いいよ。キューティ鈴木を39回ぶん回したのを見たことがある」

 

 

そしてスネ夫のひざを持ち、ぐるぐる、ぶん回し始める橘さん。

ぶんぶんぶん、ぐるぐるぐる・・・

『おお・・・あははは・・・その時には目が回るとか怖いとかいう感覚じゃなくて、ただただ気持ちが良かった。ずっと橘さんに回されていたい』そう思った刹那、橘さんがスネ夫をぶん投げた! おりゃ!!

 

 

空を飛んでいくスネ夫。どうやって撮影しているのか、画面の中をスネ夫が本当に飛んでいきます(たぶん、あとで編集しているのだろうと思うけれど?)。バンザイ状態で飛んでいくスネ夫の腰のあたりに何かマークがついてる?

 

 

そして地面に着地した(叩きつけられた?)スネ夫を見て、運動場にいたみんなが大騒ぎ。キャア~! ふと見ると、パンツが脱げてる! 橘さんが放り投げた時すっぽぬけたんだおーっ! 慌てて近くにあったマットを巻き付けたスネ夫。

 

橘さんは腕の中に 脱げたズボンを抱えたまま近づいてきて(パンツはグランドに落ちていた)、じっと見つめると「ぷっ・・何それ。やめてよ。カタツムリじゃん!」と大笑い。ウハハハハハハ!

 

 

このシーン、空飛ぶスネ夫を見て感動しました。こんな話、想像できた?わたしは完全に度肝を抜かれ、おかしくて、大笑いし、そしてじ~んとしました。なんて思い切った話なんだ。バカげた話すぎて感動する。

 

 

 

橘文香さんを演じた(中学時代)三宅りむさんがピッタリなんですよね。ベリーショートに ほかほか蒸しあげた「飲茶」のような素朴な表情、まぁ、その可愛さ、無邪気さと言ったら!・・・と思って事務所の写真を見たら、びっくり!全然イメージが違う。清純系の可愛らしい女の子じゃありませんか! 「全員好きです」(まだ短縮してます)の役に合わせてイメージを一気に変えたんだな~。その本気に、また感動しました。みんな やるな~。

 

 

 

 

<スネ夫の随筆>・・・

橘さん、覚えていますか?あの時のカタツムリです。

毎日が楽しいことばかりではなかったあの頃、橘さんにジャイアントスイングでぶん回されているあの瞬間だけは、少なくとも嫌なことを忘れられた気がします。

(時代は変わり僕たちは大人になりましたが)

今でも男子に一人で立ち向かったあなたの勇気と。力強くも恥ずかしいあのジャイアントスイングは忘れられません。

 

橘文香さん、僕はあなたのことが好きでした。