日曜『降り積もれ孤独の死よ』2話

 

わかりました、なぜこのドラマがひときわ怖く感じられるのか。

照明ですよね?!最初から最後まで暗い画面で通し、恐怖感を煽っています。

1話を見たとき何となく違和感があったのですが、2話を見てわかりました。照明だ、照明だ。クライマックスだけでなく、最初から最後まで全編、ダークな照明。

こういう画面って、あくまでも記憶ですけれど、坂口健太郎さんの『シグナル 長期未解決事件捜査班』くらいしか思い浮かびません。それほど難しい演出に挑戦しているドラマ、原作者さんも絶賛しています。

 

「めちゃくちゃ良かったです! 撮り方が映画のようで地上波でここまで出来るのかと驚きました! 監督さんの功績も大きいと思いますが、成田さんをはじめ出演者のみなさんの演技も素晴らしかったですね! いや~感動しました!原作者としても本当に満足の第1話でした!」

 

 

原作者さんに「ここまで出来るのかと驚きました」と言ってもらえるなんて最高ですよね。でも2話の段階で、まだ事件は謎のまま。面白くなるのはこれから、でしょう。シリアスな刑事役が、たぶん、初めての成田凌さんの演技も楽しみです。いまのところ魅力的なのは黒木メイサさんの、強い、迷いのない演技。成田く~ん(役名は冴木仁)いつまでも迷ってないで、早くハードボイルドな魅力を見せて。

 

 

  土曜 同時スタートしたドラマ2本 評価が分かれた 

 

 

 

土曜日に同時スタートしたので、比べて見るような感じになり、評価がハッキリ分かれました。

 

 

 

 

先にスタートした 小芝風花さん、大島優子さんの『GO HOME~警視庁身元素明認相談室~』は、期待はずれでした。ふたりのコンビネーションがもうひとつ。掛け合いも とくに面白くなかったし、大島優子さんに期待していたのですけど、ほとんど出番がなかった。

小芝風花さんは、最近はいろいろな役をこなして幅が出てきたと思っていたのだけど、逆戻りの感じがしました。何というか・・・”一生懸命すぎる風花”というか、”演技の魅力”があまり感じられませんでした。2話以降巻き返してほしいです。とくに大島優子さんとのコンビネーションがうまくいきますように!

 

■脚本:八津弘幸さん、佐藤友治さん

(八津さんは「VIVANT」、NHK朝ドラ「おちょやん」、日曜劇場「陸王」など錚々たる作品群があります。なので、今回1話見て、「期待はずれ」と言ってる私は罰が当たるかもしれません。2話から面白くなったら、急いで謝罪ブログ書きます)

■演出:菅原伸太郎さん、大谷太郎さんほか

■プロデューサー:萩野哲弘さん、鈴木将大さん、本多繁勝さん

■チーフプロデューサー:松本京子さん

 

 

 

 

  『家政婦のミタ』と似ている『マル秘の密子さん』

 

逆に、期待しなかったのに意外に面白かったのが『マル秘の密子さん』です。介護士だった今井夏さん(松雪泰子)が覚醒した今後、どうなっていくのか、期待がふくらみます。そうです、松雪泰子さんのドラマにハズレはない。

 

 

 

 

 

トータルコーディネーターという意味不明の職業で登場した本宮密子(福原遥)、なんとなく『家政婦のミタ』と雰囲気が似てます。ミステリアスで、万能感があって、これからどんな活躍をみせてくれるのでしょうか。演じる福原遥さんも、朝ドラのときとガラッと変えた演技に挑戦するようです。

 

■脚本:丑尾健太郎さん(丑尾さん久しぶりです。「下町ロケット」、「半沢直樹」など日曜劇場で活躍されていたけれど、最近映画のほうが忙しい?)

ほか藤岡明子さん、上野詩織さん、ばばたくさん

■演出:中茎強さん、小室直子さん、伊藤彰記さん、苗代祐史さん

■チーフプロデューサー:道坂忠久さん

■プロデューサー:鈴木亜希乃さん、柳内久仁子さん