『からかい上手の高木さん』、ない、無い!

 

ブログを書いている途中で、最終回を飛ばしてしまったことに気づきびっくり 急いでTverで追いかけました。その「追記」を書こうとしたのですが・・・なんということでしょう~!・・・日曜日の夜、アップしようとしたら、ない、ない、無い・・・書いた記事が消えてる・・・なぜ?・・・・ああ、またやっちまった! たぶん、うっかり消したんですえーん

ええいっ、とにかく生き残ったところだけアップします。

 

 

 

 

  瀬戸の海が見ていた初恋

 

急いで追いかけた最終回でしたが、拍子抜けでした。もっと盛り上がると思ったのに、なぜか、引っ越しが延期された話になっていて、あっさりお別れになりました。

 

 

余談ですけれど、フェリーで瀬戸の島を出るシーンと言えば、『Nのために』(窪田正孝&榮倉奈々)を思い出します。あれは小豆島ではなく、もっと西の、たぶん因島(いんのしま)だったと思いますけれど、見送る希美(榮倉奈々)が、成瀬(窪田正孝)に向かって「成瀬く~~ん、頑張れ~~~!!」と声のかぎり叫び続けるんですよね。いろんな想いを、たとえば どん底から抜け出るぞ!みたいな悲痛な決意を互いに抱えて、希美(榮倉奈々)は先に島を出る成瀬に「頑張れ~~!!」と叫ばずにいられなかった。

それに比べるとこちらは、まだ中学生。幼い。平和。

成瀬や希美(『Nのために』)のような過酷な経験をしていないし、西片はただひたすら からかわれ、いつか見返してやる!と決意しつつ、いつも失敗して田辺先生(江口洋介)に「西片!うるさいぞ!」と叱られてばかりいる幸せな中学生です。別れのフェリーにむかって何度も何度も「高木さ~ん」と呼ぶのが精いっぱい・・・それから10年・・・というのが映画なのでしょうね。見たかたがいたら感想をぜひ聞きたいです。

 

 

 

 

  「最後に西片とこの景色を見たくてねぇ」

 

なので(・・8話最終回が拍子抜けだったので、だったら)、415段の階段をのぼって、見渡した瀬戸の海、あの「高台」のシーン(7話)を最終回にしても良かったのでは?と思ったりします。あの「高台」のシーンは、引っ越しを覚悟した高木さんの切ない想いがあふれていました。

 

 

長い階段をやっと上り切った先に、薄ブルーの瀬戸内海がはるばると開けています。遠くに小さな島々が浮かぶ 瀬戸内海らしい景色。高木さんは言います「最後に西片とこの景色が見たくてねぇ」・・・わぉ、これ”告白”じゃないですか。

しか~し、それを聞いて西片、「いい眺めだね」・・・あほ・・・

 

 

さらに高木さんはつづけます

「ねぇ、知ってる?ここ好きな人と一緒に来るとつきあえるっていう噂があるんだよ。階段が415段だから、よいこい、なんだって」

西片『え?え?それってどういうことだ?』

高木さん「あ、もしかして今わたしのこと考えてた?」

西片「考えてないよ!」

高木さん「ふ~ん、私は西片のことばっか考えてるけどな~」

 

 

 

これが「初恋」だと、西片はいつか気づくのでしょうか? そのあたりも映画で答が見られるのでしょうか? 7話「高台」のシーンで、西片は第二ボタンをちぎり、高木さんに「はい、これ」と差し出します。

そういえば6話で高木さん「卒業式で、西片の第二ボタンほしかったなぁ」と言っていました。それを覚えていたんですね? 西片もやるじゃないですか・・・ボタンを受け取った高木さん、初めて悲しい顔をします。たまらんです。なんて切ない表情をするんだえーん

 

 

 

 

  小豆島の自然と光、初々しいふたりを引き立てた

 

ドラマは小豆島で全編撮影されたそうです。なんて幸せな作品だろうと思います。授業中も窓から海が見えていたし、西片は高木さんに良いところを見せようと海まで走っていったし(それだけ海が近い)(帰りは自転車に二人乗り・・・こら!)、最後の告白は はるばると瀬戸の海を見下ろす高台だったし、いつも瀬戸の海がおだやかに二人を見守っていたように思います。

ご存じかもしれませんけれど、瀬戸の海は波が立ちません(正確には違うけれど)。太平洋の豪快な海でもないし、日本海の荒々しい海でもなく、「ひねもす のたりのたりかな」の眠たくなるような海です。

 

 

ちょっとニュアンスは違うんですけれど、小豆島には『24の瞳』(高峰秀子さん主演)という名作映画があります。小豆島の代名詞でした。伊豆といえば『伊豆の踊子』みたいな・・・。

1954年の制作です。それから約70年、月島琉衣さん(高木さん役)、黒川聖矢さん(西片役)という奇跡のようなキャスティングを得て『からかい上手の高木さん』が撮影されました。新しい小豆島の誇りになると思います。

 

 

 

 

 

  長いんじゃね?

 

追記は、「生き残った部分だけ」アップすると言った割には長いンじゃね?

と、思われました? そうなんです。ちょっと加えました。昨日一日凹んでいましたが、一晩寝て起きたら意外に回復していました~てへぺろ

 

 

 

でも、本当は最後に「消しゴム」エピソードを書きたかったんですよね。

「消しゴムに好きな人の名前を書いて、使いきると両想いになれる」という話。さんざん西片がからかわれた1話です。たぶん、『からかい上手の~~』の中で 最も有名なエピソードではないか、と、思っているのですが、さすがに諦めました。

追記のチャンスありがとうございました。