新しい仕事でバタバタして更新できませんでした、というのは言い訳で、それ以上に痛感していたのは、「感想というものは ひとつタイミングを外すと(放送された直後に書かないと)ずるずると後退して立ち上がれなくなる・・・」ということです。下書きばかりが増えていきました・・・いつ更新するの?・・・『ブルーモーメント』が始まり『Believe』がスタートした今!でしょ。

 

 

 

 

  『ブルーモーメント』1話

 

ブログを続けるかどうかのラストチャンス!と期待をこめて見たドラマでしたが、がっかりでした。ちょうどいま『コード・ブルー シーズン1』の再放送をしていることもあって、どうしても比べてしまうのですが、今回の『ブルーモーメント』は勢いがない、というか、流れが悪いというか、気象業界もキャラクタも魅力的に思えなかった…山P7年ぶりのフジテレビ主演というのに、まったくワクワクしない1話となりました。わたしだけ?

 

 

原作コミックが有るようです。ドラマ化されるほどですから、相当人気があって面白いのでしょう。だから1話にがっかりしたのは、ひとえにフジテレビの力み過ぎでは?と、思ってます。2話でぜひ挽回を。

■原作:小沢かなさん 『BLUE MOMENT』

■脚本:浜田秀哉さん(「イチケイのカラス」など)

■演出:田中亮さん(「イチケイのカラス」など)他2名

 

 

 

 

  わくわくしなかった理由を2つ

 

なぜ、わくわくしなかったのか。具体的なシーンやセリフはたくさん有りましたけれど、絞って絞って2つだけ。

 

 

ひとつは出だしが説明的だった。勢いがつくれなかった。

あえて『コード・ブルー』と比較して言いますけれど、『コード・ブルー』の始まりは、主人公たち4人がいっきに登場して、救命センターを案内されながら(案内してくれた森山先生/勝村政信の コミカルなキャラクタも良かった)、お調子者の藤川(浅地陽介)、負けん気の緋山(戸田恵梨香)、優等生の白石(新垣結衣)、向上心ハンパない藍沢(山下智久)、それぞれのキャラクタを一気に印象付けました。ドクターヘリも、救命センターも、次々と患者を登場させて・・・というスピーディかつハートフルな展開で、怒涛のスタート、視聴者をいっきに引き込みました。

 

 

 

いっぽう『ブルーモーメント』は主人公・晴原官九郎(はるはらかんくろう/山下智久)と、婚約者(本田翼)が何やら気象の難しい話をしていて、そして集中豪雨の予報が出るなか主人公(山P)はテレビ局へ、婚約者は「聞いてほしい話があったんだけど」、「もうひとつ大切な話があったんだよね、明日話す」と意味深なことを言い、死亡フラッグがくっきり。そしてそのあと、予想通り亡くなり・・・という展開は説明的で、吸引力がありませんでした。

 

 

 

2つ目は、派遣アシスタント・雲田彩(出口夏希)の描かれ方が、あまりに稚拙だったこと。びっくりしました。

たとえば初めて会ったとき、面接のようなものですが、主人公に「天気予報は何のためにある?」と聞かれ、「外出のとき傘を忘れないようにするため」と答えるなんて、あり得ない。幼稚園児か。こんな陳腐な会話はドラマで久しぶりに見るような気がします。

ラストで、「課題の答がわかりました」、「命を守るためにある。天予報は誰かの命を守るためにある」と答え、最初とのギャップ=成長を描こうとしたのだと思いますけれど、あまりに典型的すぎて・・・全然感動しない・・・もうちょっと何とかならなかったのでしょうか?

 

 

 

そして災害現場(雪崩がおこった山)へ同行するとき、街歩きの服装そのままだったのは本当にびっくりしました。靴も?! そもそも素人を危険な災害現場に同行することがあり得ない。

もちろん女優さん(出口夏希さん)が悪いわけじゃありません。彼女自身は美人だし前向きな演技だし、これからどんどん魅力を発揮するのだろうと思います。フジテレビさん、成長する女性の魅力をしっかり描いてね!

 

 

そんな「あり得ない」「あり得ない」を連発しながら見ていました。せっかくの山P主演ドラマなのに、凹みながら見るとは・・・予想外でした。ぜひこれから盛り返して、1話でさんざん文句言っていたのが恥ずかしい!となりますように。

 

 

 

 

続けて『Believe』の感想を書く予定でしたけれど、次回に譲ります。