次々はじまる新ドラマを ここまでざっと見てきて驚くのは、『今シーズンはなんてサスペンスが多いんだ!』

 

 

 

まず火曜の『Destiny』(テレ朝/石原さとみ、亀梨和也)・・”20年の時をかけるサスペンス×ラブストーリー”ということらしい、

生身愛瑠さんの『くるり~誰が私と恋をした~』(TBS)・・”ほんとうの自分をさがすラブコメミステリー”・・・これはミステリーだけどサスペンスでないかも?

 

赤楚衛二くん久しぶりの『Re:リベンジ・欲望の果てに』(フジ)・・、タイトルがそもそも怖いし、錦戸亮さんの暗さがサスペンス。

中村アンさんの『約束~16年目の真実~』(日テレ)・・ひときわ強烈なキャッチコピーがついてます・・・”この町には、悪魔が住んでいるーーー予測不能×完全オリジナルの<心理サスペンス!>”。そして昨夜スタートした

日曜日劇場『アンチヒーロー』(TBS/長谷川博己)も”逆転パラドックス エンターテイメント”・・サスペンスの領域でしょう。

 

 

 

サスペンスは大好物なのですけれど、こうまで集まってしまうとえー、たぶん、どのドラマがどの話だったか混乱する…ごちゃごちゃになると思うので・・・

たぶん、見るのは、日曜劇場の『アンチヒーロー』と、めるるの『くるり』の2つに絞りそうです。

(これに『ブルーモーメント』(山下智久)、『Blive 君にかける橋』(木村拓哉)、『アンメット ある脳外科医の日記』(杉咲花)あたりも視聴リストに加わりそうだし・・いっぱい一杯)

 

 

『くるり』は話がシンプルだけど、それがかえって良かったのか?、めるるの真っすぐな演技が良かったのか?よくわからないけれど好感もてました。主人公は記憶喪失以前は”いやな娘”だった? 毎回”当て馬”みたいになる神尾風樹くん、今回は活躍してほしいな~。

 

 

 

 

  演技が上手いかどうかはわからないが、華と毒がある長谷川博己

 

日曜劇場が帰ってきたな~と思いながら見ていました。もちろん人それぞれに「日曜劇場」のイメージは違うと思うのですけれど、わたしの中では、シェイクスピア劇場というか・・・ドラマの王道というか・・大きなスケールで描く人間ドラマ、あるいは社会派ドラマなので、

前回のホームドラマだった『さよならマエストロ』はちょっと違うな~と思いながら見てたし・・、『ラストマン』は面白かったけれど、スターに頼りすぎ、スケールに欠けた・・と思うし・・・好き勝手言って申し訳ありませんけれど・・・やっと大きなスケールで人間ドラマが見られそうです。

 

 

主役が当たり!

「日曜劇場」と言えば阿部寛ですが(←きわめて個人的感想)、長谷川博己の あの舞台俳優みたいな大げさな演技(良い意味です)も面白い。ロングコートをぞろりと纏って現われるだけでゾクゾクします。

 

 

 

脇も良いですよね。演技の上手さでは若手TOP3に入る(と個人的に思ってる)北村匠海くん、そしてキュートで演技達者な堀田真由ちゃん、お帰りなさい!大島優子ちゃん、パラリーガル役ならこの人!青山健司さん、そして、なんと被疑者役に岩田剛典さんとは・・・!びっくりしました。

謎の人物もいろいろ仕込まれているみたいだし、そもそも主人公はなぜ 「殺人犯でも、無罪にして差し上げます」と考えるようになったのか、謎がいっぱい、奥行きのある尖ったストーリーが楽しめそうです。

 

 

 

 

  若手脚本家4人で執筆

 

その尖ったストーリーを書いてくれるのが、4人の若手脚本家。プロフィールを見るとまだデビューから10年経っていないので、”若手”と言っていいと思いますが、ほとんど知らないかたばかりなので(失礼・・・)、ちょっとググってみました。

 

 

 

■脚本家さん

・山本奈々さん・・・2017年、シナリオセンター主催のコンテストで準グランプリを獲得。2019年、FOD配信ドラマ『高嶺と花』で脚本家デュー。2021年『ドラゴン桜2』第6話、9話担当。2023年『VIVANT』にも参加。

 

 

・李正美さん・・・すでに実績多。2017年『集団左遷』、2020年『半沢直樹 第2シリーズ』、2021年『ドラゴン桜』、2023年『VIVANT』、映画2018年『祈りの幕が下りる時』、2019年『七つの会議』

 

 

・宮本勇人さん・・・初期は舞台脚本をやっていたようです。2019年から日テレ系のドラマ。2021年に『高嶺のハナさん』(BSテレ東)、2023年『君に届け』(Netflix)、『VIVANT』

 

 

・福田哲平さん・・・2016年本広克行監督作品に参加、2019年『インハンド』、2020年『恋する母たち』、2021年『らせんの迷宮』、2022年『パンドラの果実』、2023年『大病院占拠』