ストーリーを追うドラマはもうピンと来ない。時代の変わり目?それとも自分の変わり目?

 

1月8日にスタートした月9『君が心をくれたから』(永野芽郁、山田裕貴)はチラ見でしたが、ピンと来なくてショボーン 『リビングの松永さん』(関西テレビ、火曜11時。中島健人)も、『となりのナースエイド』(日本テレビ、水曜10時、川栄李奈)も同じで…『おっさんずラブ』はもともと『みんな叫びすぎ、うるさい…』と思ってるし…『あ~今季はハズレかな?…それとも自分の体調が悪いのか?』…と思っていたら、

 

 

 

『ジャンヌの裁き』(金曜 テレビ東京8時/玉木宏)が意外に面白かった。金曜8時のドラマ枠に、まさかの玉木宏?!と驚きましたけれど、時々ニュースで聞く「検察審査会」のことがよくわかって面白かった。

 

 

土曜深夜の『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか』(原田泰造)も 1話は好きじゃなかったけれど、2話は父親が少しずつ自分のズレを認め始めていくのが気持ち良かったし、1月5日早々にスタートしていた『闇バイト家族』(金曜深夜。鈴鹿央士、山本舞香)は最近”鈴鹿くんチェック”で見ているけれどてへぺろ、意外に面白いし、考えてみると、去年から始まっていた『仮想儀礼』は(NHK・BS 日曜10時、青柳翔、大東俊介)いま一番面白いと思っているし…

 

 

ピンと来るドラマと来ないドラマが半々くらいになりました。

 

 

 

大雑把に言うとですが、

いわゆる「フツーのドラマ」があまりピンと来ず、「変なドラマ」がピンと来る…という感じです。

「フツーのドラマ」は、またまた大雑把に言うとですが、「これまで見てきたドラマ」で、ストーリーはちゃんとしているし、主演も人気俳優です。

 

 

いっぽう「変なドラマ」は、ストーリーよりも「テーマ」が強くて、登場人物のキャラクタがしっかり掘られている感じです。でも、下手をすると単なるイロモノで、受け狙いになりそうなやつ。

 

 

 

この違いは、つまり今回自分が面白いと思っているのは”変ドラ”が多いのは、ちょっと大げさに言うと、時代の変化なのかも?…と思ったりします。いや「時代の変化」が大袈裟だとしたら、「あ、風が変わった」…的な。

 

 

 

誤解を招く例えかもしれませんけれど。

たとえば北九州 成人式の あの”ド派手”衣装

以前は ヤンキーたちのワル目立ちとして批判されていたのが、今年はNYのファッションショーに登場するなど、世界から注目を集めているとか。あまりに真逆の評価!ビックリしますけれど、流れが変わる時ってこうなのかもしれない。あっと言う間に変わってしまう。ちょっと視点を変えただけで。違う光を当てただけで。

 

 

 

 

  スタンダードが続々。”変ドラ”を超えてくれ~。

 

今シーズンのドラマがあまりにピンと来ないのが続いたので、体調が悪いのか?と(自分の)思ってましたえー、が、『ジャンヌの裁き』などで、面白いものはちゃんと反応できるんだ、と、安心…(このドラマを”変なドラマ”の枠に入れてすみません。「8時ドラマ枠」は、いわゆるヒット枠ではないので。

でも、「検察審査会」というテーマが個人的にとにかく興味津々で。そして玉木宏が、このゆるいドラマ枠でどんな演技を見せるのか、そこも見どころです)

 

 

ひょっとしたら、問題は自分ではなく、ドラマ業界なのかも。風が変わり始めているのかも…と思うようになっています。どっち?

まだ始まったばかりですけれど。いえ、むしろスタートしていないドラマが多いですけれど。

 

 

このあと、いちばん期待しているのは26日(金)からの『不適切にもほどがある』(TBS 金曜10時。阿部サダヲ。宮藤官九郎さん脚本)!

次が、15日(月)からの『春になったら』(フジテレビ、奈緒、木梨憲武、福田靖さん脚本)です、

 

 

さらに18日(木)からは『グレイトギフト』(木曜9時。反町隆史、黒岩勉さん脚本)、23日(火)から『マルスーゼロの革命ー(テレビ朝日 火曜9時、道枝駿佑、武藤将吾さん脚本)も早く見たいと思ってます。

 

 

 

こうしたスタンダードなドラマが、”変ドラ”を抑えて、「やっぱりドラマはストーリー(脚本)だよね!」と言わせてくれることを願っています。