初めは曇りで、夕方から雨の予報でしたが、第二走者が出発するころに雨が降り出しました。
それでも本降りまではいかず、私が走るときには、雨はすっかりあがっていたので、助かりました。
前日の雨で、コースには水たまりがあり、土のコースは全体的にぬかるんでいましたが、
私の場合、かえってグリップが効いて走りやすかったです。
古市場競技場という多摩川の河川敷にある400mトラックを起点として、10, 5 ,3, 3, 5kmを5人が襷を受け取っては
それぞれの距離の折り返し地点まで走ってまた戻ってくるという平坦コースでした。
私たちの団体は2チームエントリーしていて、その総監督兼選手の采配が良くて、2チームは初めから最後まで
抜きつ抜かれつのデットヒートでした。私はBチームのアンカーでした。
Aチームのアンカーの方とは10km走を何度か一緒に走っていました。それまでの成績は、私の1勝3負でした。
でも目標はあくまで自分が立てた24分30秒/5km! 自分に勝つこと。
はじめから飛ばしすぎないように、徐々に。。。
などと考えていたのもつかの間、襷を先に受け取って前を走る、Aチームのアンカーの方が見えてきたら、
スイッチが入りました。いつも10km走の3km付近で私が力尽きで抜かれていたので、今度は自分が抜けると思ったら、力が入りました。
しばらく走り、折り返し地点の2.5kmまで来て、どれくらい差があるのか確かめようとしましたが、
その方が見えません。そこで気が付きました。
すれ違わないということは、ほとんど差がないということ!!
焦りました。実はすぐ後ろにいるのでは? と
私の中のトップギアが、このまま持つか?
そこで前の経験を思い出しました。抜けれないようにという後ろ向きな目標ではなく、前を走る人を一人でも多く
抜くこと!
体のバランスを考えながら、体の幹の筋肉を使うようにして、あまり飛び跳ねないように気を付けながら、
腕の振りを大きくして、でも力が入りすぎないようにしながら。。。
息はハーハー、ハーハーと速いテンポで繰り返し、やや苦しいけど、でも胸は痛くはない。これならいける!
前の週にコースの下見がてら練習ランをしていたおかげで、距離感と安心感で、まだやれるという感覚がありました。
とその時、沿道で「ははは。これウケたよ~」といいながら笑っている人がいました。
何やら看板を掲げています。
何だろうと興味津々でしたが、後で見なければ、よかったと少し後悔しました。
『目指せ! LONDON』
応援はうれしいんだけど、笑いをこらえるのが大変でした。このハーハー、ハーハー苦しいときに、
もう笑わせるなよーと思いました。(笑)
そんな試練?も乗り越えて、前を走る人をロックオンしては、抜きというのを繰り返していきましたが、
今度は、前を走るポニーテールの女性のTシャツが気になりました。
そこには『RUN for BEER』と書かれていました。
いやーこれはいいな、同感!
そうだBEERが待っている。
でもその女性、なかなか手ごわいです。なかなか抜かせてくれません。
残り1kmを切ったところで、ギヤをover topに変えました。頼む私の体よ、持ちこたえてくれっ!
そしてやっとのことでその方を抜き、ゴール前付近で待つ仲間の姿が見えました。
どこのチームよりも大きな声援で、大きく手を振って笑顔で迎えてくれました。
そうしたら疲れなんて吹き飛んで、こちらも両手を大きく振り上げて、そしてガッツポーズと笑顔で応えました。
その瞬間体がふっと軽くなりました。
いつも思うことですが、応援の力はすごいです。
その力で、ゴール手前でもうひとり抜くことができました。
今日は走っていてとても気持ちがよかったです。応援してくれたみなさん、本当にありがとうございました。
後で聞いたら、Aチームのアンカーの方は、私の後ろ10m位のところにいて、走っていたそうです。
さすがはホノルルランナー、恐るべし!
きっと、次回はもっとパワーアップしてくることでしょう。。。
タイムは正確ではありませんが、23分30秒位でした!
目標を1分も更新です。
最高にうれしかったです。
そのあと、おいしいBEERを飲みながら、ふと思い出しました。
『RUN for BEER』
まさにその通りでした!