キュンを忘れたオトナが映画「花束みたいな恋をした」を観た感想（ネタバレあり）

    

美しく年齢を重ねたいのらねこです

アラフォーのリアルな日常を綴ります

前回の話はこちら↓↓

『試練の4月と手作りアクセ♡』

出会っては誕生し、消えていくカップルたち


交際開始した頃は思うんですよね…。


私達、絶対ずうっと続くよね


絶対ずーっと一緒だよね

・・・・。

アマプラで映画「花束みたいな恋をした」を観たので、ネタバレ感想を書いてみたいと思います


この記事はネタバレありです。ご注意ください


私がこの映画を観たいと思った理由は

すばり…

坂元裕二脚本だから


坂元裕二脚本は間違いない！


今回は若者のラブストーリーということで、どんな感じかな？とワクワクしながら観始めました


あらすじ

偶然出会った大学生の麦（菅田将暉）と絹（有村架純）。

2人は趣味も思考も感覚もぴったりですぐに意気投合しデートを重ね、交際に発展。

多摩川が見える2DKで同棲し、就活が始まるがなかなか上手くいかない。

麦はイラストを描く仕事をもらうも到底食べていけない。絹は簿記の資格を取り一足先に就職。

その頃2人の親が2人の様子を見にそれぞれに訪ねてくる。
結果麦は仕送りを止められてしまい、生活は苦しくなる。焦った麦はイラストを封印して就職し、倉庫業を営む会社の営業職として日夜仕事に励むようになる。

しかし2人が社会人になると生活はすれ違い始める。やがて趣味も思考も感覚も変わっていく2人。ついには別れることに。

同棲を解消し別々の道を歩むが、ラストではばったり再会。言葉を交わすことはなく、それぞれに思い出に浸るのだった…。


感動　　　★☆☆☆☆
泣ける　　★★☆☆☆
ほんわか　★★★★★
笑える　　★☆☆☆☆

切ない　　★★★☆☆


結論から言うと…


前半はちょっと退屈


アラフォー既婚者の私からすると、10代〜20代なんてもう全てが遠い過去過ぎて


本当に…


キュンって恋にときめく若い気持ち…


ない。


皆無。


きっと自分にもそんな時があったと思うのですが、ほぼ前世の記憶


アラフォーの今はむしろ麦と絹の親の心境に近いです。


「社会に出るっていうのはね、お風呂に入るのと同じなの。」


これは絹の母親の台詞。


この映画イチの名台詞だと思います


「入るまでは面倒くさいな、面倒くさいな～って思うけと、入ってみたら入ってよかった〜って思うのよ。」


名言過ぎる…！


多くの大学生カップルが社会人の壁を前に散ったことでしょう。

それはもうあるあるある×100くらいの若者あるある。


坂元脚本にしてはミステリー要素皆無で、正直麦と絹のようなリア充の恋愛をじっーと見続けるというのは、なかなかしんどい

10代20代なら、憧れの眼差しで見られたかもしれないけど…


もはや「若いねぇ〜」という感想しか出てこない前半でした


しかし味わい深いのは後半。


2人の関係がすれ違い始めてから。


これもまたあるある感がすごい


このあるあるな感じを描くのが上手過ぎて…。

別れのシーンでは思わず泣いてしまいました


いやいや、このような容姿端麗で性格もこの上なくよい2人であれば、これからもいくらでも恋愛できるだろうし、悲しむことなんてないし。

本気で恋愛して楽しんで別れるときは泣いて…

キッラキラした人生


羨ましいぞ


本当に羨ましいかというと、そうでもないですが…

（もう普通の人間関係維持するだけでしんどいです）


とりあえず分かったのは、私が人生を100周したところで、このようなキラキラ恋愛とは無縁だということ…


ところで、タイトルにある「花束みたいな恋」とは何か


考えてみたのですが、これは絹の台詞からきているのかなと思いました


「女の子に花の名前をきいたら、その花を見るたびにその子のことを思い出しちゃうんだって」


絹が麦にこんな話をするシーンがあります。


つまり

花＝相手を思い出せずにはいられないこと

を表しているのかなと思いました


全然違うかもしれませんが


正直アラフォー女性にはオススメしにくい映画な気はしました

ちょっとどういう立場で観たらいいのか…なかなか微妙


ちなみに個人的に1番盛り上がったのはオダギリジョーの登場です


全部持っていっちゃうオダギリジョー強すぎる

私はやっぱり「カルテット」とか「大豆田とわ子と三人の元夫」とか「最高の離婚」が好きです

オトナにはオトナのお話がいいのかもしれません

↓桜が満開🌸

それではまた〜

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