その模様をリポートしたブログで、運転台の画像が掲載されていたのを発見。そこに、無線機の受話器が写っていました。
その画像をよく見ると、首都圏に配備されたデジタル無線機(以下「首都圏型」)と微妙な違いがあります。首都圏型に比べ、ボタンの数が少なくなっているのです。
首都圏型にある「子機」「デジタル/アナログ」の各ボタンが、E129系のものには存在せずにふさがれています。特に、デジタルとアナログの切り替えボタンがないことから、アナログ、すなわちAタイプは搭載していないようです。
えちごトキめき鉄道のET122形も同じ受話器かどうか確認しようと、以前ご紹介したブログで見比べようとしましたが、残念ながらブログごと削除された模様。比較はできませんでしたが、E129系と同時期の登場であることから、同じものではないかと推測できます。
E129系のC/Dタイプ無線機は、総務省の技術基準適合証明等を受けた機器の検索によると「FM-833D-2」という型番です。今年1月7日付で工事設計認証を受けており、そのスペックは以下のようになっています。
| 工事設計認証番号 | 001-P00469 | |
|---|---|---|
| 工事設計認証を受けた 特定無線設備の種別 | 第2条第1号の11に 規定する特定無線設備 | 第2条第25号の6に 規定する特定無線設備 |
| 電波の型式、周波数 及び空中線電力 | F3E 414.425、414.55、415.2MHz 1W | 5K80 G1D,G1E 336.03750~336.16875MHz(6.25kHz間隔22波) 0.3W |
ご覧の通り、最初からAタイプは搭載されていません。今後、Cタイプ区間をデジタル化する場合は、首都圏型から無駄な機能を省いた廉価版としてこの無線機が取り付けられることになりそうです。
もう1つ気になることがあります。それは、チャンネルの表示です。Dタイプが3chと表示されています。
もしかしたら、信越本線はD3chなのでしょうか? ほかの車両でも同じ表示なら、現状では乗務員がDタイプのチャンネルを切り替える必要がないため、周波数はほぼ確定となるでしょう。
E129系以外の信越本線を走る車両に、C/Dタイプ無線機がどの程度のペースで取り付けられていくのか、確認する必要がありそうです。それを踏まえた上で、信越本線のデジタル化がいつになるのか見えてくると思われます。