大塚家具のおわびセールが
好調のようですね。
朝日新聞によれば
初日(2015年4月18日)の土曜日は
約1万人が来店し前年4月の同じ週の土曜日と
比べて約6倍のにぎわいとなったとか。
私もほしい家具があるので
行ってみたいのですが
忙しくて行けていません・・・
で
ちょっと不思議に感じるのが
「おわびセール」という名前。
一体
誰におわびをするのでしょうか?
ちょっと不明です。
というのも
来店された「約1万人」の
顧客の大半に対し、
大塚家具は
なんらかの迷惑を
かけていたのでしょうか?
何もかけていませんよね。
むしろ
「創業家父娘の骨肉の争い」という
面白いネタを提供し続けていただけ
という気がします。
暇で暇で仕方ない人にとって
こんなに面白い「お家騒動」も
ありませんから
皆さん喜んでテレビに
かぶりついていた筈です。
仮にですよ
骨肉の争いの末に
大塚家具がつぶれたとしても
既存顧客のアフターフォローをどうするとか、
そういった特殊な事情を除けば
迷惑なんか一切かけていない
ニトリとかIKEAとか
あるいは別の家具店に行けば
良いだけですから。
さらに
マスコミに至っては
「迷惑」どころか
「視聴率稼げる絶好のネタ」を
提供し続けたのだから
むしろ「感謝状」
をほしいくらいだと
思います 笑
その意味では
今回の騒動で
一番迷惑をかけたのは
株主でしょうね。
「骨肉の争い」で
経営が手薄になり業績が低迷し
株価が下がったのであれば
確かにお詫びすべきでしょう。
だから
「おわびセール」を
やるのであれば
対象は株主に絞るべき
だったのではないでしょうか。
ちなみにこの「おわびセール」
正式には「大感謝フェア」というそうですが
本当は
株主総会での委任状争奪戦の際、
あれだけ取り上げてくれたマスコミに
対しての「大感謝」なのかもしれませんね。
すごい宣伝効果ですから 笑
「面白いネタの提供」と
「テレビでバンバン放映してくれることに
よって得られる宣伝効果」
まさに
「GIVER'S GAIN」ですね。