いきなりの物騒な題名ですみません。

そうなんです、実は昨夜事件が起こったのです。


今日もすることが山積みなので急いで更新しまーす。


昨日お店の営業前に、予定通りの打ち合わせの最中

知らない番号から電話がありました。

あ、求人広告出したから、その問い合わせだなーと思い電話に出ると
男性からの応募でした。

ですが、あまりにもしどろもどろな話し方。
うさんくさーい空気が満載。

さすがにその辺からの教育は無理なので
とりあえず年齢を聞き、それを理由にお断りました。

ちなみに42歳だったんですけどね。
(それがダメだってわけじゃないんですよ。)


そして、営業時間になり
私はキッチンに入って片づけをしてたんですよ。

スタッフのCちゃんが奥のカウンターで作業をしてまして。

そしたら誰か来た気配。

「ママ~、面接の方が来てますけど」とCちゃん。

え?何の約束もしてないし、誰?と思いながら表に出ると
挙動不審な男性と、連れの女性か男性かわからない二人組が!

「なんでしょう?」

「面接に来ました」

「え?面接のお約束してませんよね?」

「いきなりは無理なんですか?」

「はい、さすがにそれは無理ですよね。
営業時間ですよ、今」

もう、最初の雰囲気ですぐに電話の男性だとわかってたんですよね。

でも明らかに様子がおかしいし、何をしでかすかわからない空気だったんです。
常識で考えて、いきなり面接に来るっていうのからしてもそうですが。

お互いに立ったままで話をしていて。

私は頭の中でどう対処すべきか色々考えてました。

「おいくつなんですか?」と聞くと
間髪入れずに

「30歳です!」

うそつけーーー

42歳だろーーー

「え?そうなんですか?経験は?」

「あります!スナックで!」

「どういったお店だったんですか?この辺ですか?」

「えーーっと、そのーーーー」
思い切り口ごもります。

「すみませんが、もし面接を受けたいとしても
履歴書を提出してもらいたいので、改めてもらえませんか」

もちろん面接する気は一切ないですが
一応これで追い返そうと思ったんですよ。

そしたらあっけなく「そうですか、分かりました」と帰って行ったんですが・・・・


そこからなんです。

Cちゃんも、「こわーーーい。あの人おかしいですよね!びっくりしましたーーー」
と言いながら、
2人でカウンターにてあれこれ話してたんですよ。

そしたら、またどかどかーーーと走って入ってきたんです。

その男が!

カウンターに求人案内を破いたものを置いて

「これなんなんだよ!どこに履歴書がいるって書いてあるんだよ!
説明しろよーーー!」と

思い切り豹変して
テーブルをドンドンとたたきながら叫んできたんですよ。

今にもナイフか何かを取り出すのでは?というような異様な興奮状態でした。

私はさすがにこれはやばい!と思い、
それとなく、いつもバック棚に置いている催涙スプレーを手に取りました。

それはテレビで特集されていたかなり強力なもので、店内に3つおいてるんです。

しかもその男は、私の動きを注意深く見てたんですよね。

「こいつ何するんだろう」みたいな。


で、私は冷静に

「書いてないとしても、それじゃお問合せしてくださいって書いてませんか?」

「書いてある!」

「問い合わせしました?」

「・・・・してない!」

実はしてるんですけどね。
でも42歳で断られ、30歳だと嘘をついているわけですよ。

「ですよねー。問い合わせ後に面接の日程決めたり、
履歴書のお話をするのが普通じゃないですか?」

「でも、履歴書がいるなんて書いてないだろーーー!!」

興奮状態でドンドンテーブルを叩くんですよ。

私は手元の催涙スプレーのロックを外して、スタンバイ。

何かされたらすぐに攻撃するつもりでした。

それから相手を刺激しないように気を付けつつ
数分間やり取りが続き・・・


「わかりました!
それじゃ呼びましょうか?」

「だ、誰を!?」

「え?うちのオーナーですけど。
この近くに今日はいるって言ってたので、数分で来ますよ!」

実際はそんな人いませんよ。
私が経営者なので。

ですが、女性だけと思ってなめられているのが分かったので
あえてそう言いました。


すると、びっくりするくらい態度が軟化しまして。

おどおどしだして

「い、いや、別にそんなつもりじゃなくて。
呼ばなくていいよ、いいから」

「いいですよ、今呼びますよ。
私じゃなくて、オーナーに聞いてみてくださいよ。履歴書の件」

そういって携帯を手にしたんです。


そしたら、
「えっとー、だからそのー

履歴書がいるっていうのを書いてほしいって言ってるだけでーー

もうそれが分かったんならいいから!」

そういって、逃げるように飛び出して行きました。


実際その現場は、背筋が凍りつくくらいの緊張感があったんですよ。

Cちゃんも怖がってるだろうなーと思ったので、

おびえた態度は一切見せずに、冷静にやり取りをしていたのですが
頭の中では色々な事を考えていましたよ。


ですが、スプレーが手にあるというだけで、
なんとか逃げられるだろうという安心感はありましたが。

Cちゃんなんて、「私は庖丁の場所を確認してました」とか言ってましたしね。


誰かお客様がいてくれたらーーと思いましたが

誰か男性が一人でもいたら、そういうことは起こってなかったと思います。

そういう人は弱い者の前でしかできないんでしょうから。


Cちゃんには、「ママ堂々としてましたねー、
オーナー呼びますっていうのもすごく良かったです!!」と言われましたが

10年目にして初めての恐ろしい事件でしたね~。
内心は怖かったですよ、私も。

スタッフ皆にも、スプレーの使い方をもう一度教えておかなければ!


ちなみにその人が見せた求人の紙切れには、すべての店舗に大きく×がついてました~

それを見せること自体・・・って話です。


さて。

気を取り直して~

夕方からあちこち買い物に出かけてきまーす(^^)