杉山芙沙子さんの「一流選手の親はどこが違うのか」という本を読んでいました。
著者は元テニスプレーヤの杉山愛さんの母親で、この本は大学院の修士論文として書かれたものです。
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この中の『一流コーチは「選手の可能性」を最大限に引き出す人』の節の一部を引用します。
・コーチは選手1人1人の資質・才能を見極め、科学的かつ論理的に指導していくことが求められます。
・スポーツを指導していく上で最も大切なことは「勝利や技術の追求」ではありません。楽しくスポーツをする工夫ができることであり、それこそがコーチにとっては勉強であり、自分自身を成長させてくれることです。
・スポーツはツールとして人間力を上げることができ、自分はその手伝いをしているのだという自覚が必要です。
・選手が舞台で踊る人であるならば、コーチは舞台を作る1人であることの自覚が必要
・選手の成長と共に選手から沢山のことを貰い、自分も成長したいという気持ちを持つことも必要
どんなに、気を付けていても、ともすると、
・講習の中で講師の都合を優先する、受講生のことを二の次にする。
・教えてやっているんだという気になる。
・覚えの悪い受講生にイラつく。
となってしまいそうになることがありますが、ここで書いてあることはパソコンインストラクタにも必要だと改めて肝に銘じた次第。明日からまた、受講生が楽しみながら成長できる、そして自分も成長できるような講習を心掛けたいと思います。
このほか、錦織圭選手、石川遼選手、宮里藍選手の育て方との対比なども興味深く、特に、明日からまた仕事が始まる日曜の夕方などに、ぜひともご一読をお勧めします。