私には、なにもない。
最近、強くそう思う。
最初から
何も無かった訳じゃない。
ここ1年で
色んなものを
手放してきた結果が、今だ。
役職を捨て
そのまま職業を捨て
安定を手放した。
友達も自分が嫌々していた付き合いをやめ
「独り」という恐怖と引き換えに
手放した。
親に頼みお金を工面してもらい
プライドも手放した。
今は、「1人で生きていく」という
強がりな私を手放している。
そうしたら、なにもなくなった。
私を守ってたもの。
私が「私」であるためのもの。
私が「何者」かになるためのもの。
全て、なくなった。
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今、私は1人じゃ生きていけないことを
心から噛み締めている。
私は今、誰かに頼らないと生きていけない
自分1人ではできないことの多さに
うちひしがれると同時に
感謝がこみ上げる。
手放し、何も無い自分を認めたら
安心・お金・愛
が入ってきた。
わたしには、それがある。
あった。
溢れてた。
それでも
生きていることの意味を
見つけたくなる。
お金を使い、
食べ物を消費し、
何も生み出さない自分は
なんのために生きてるんだろう
と、思ったりもするけど。
生きてる意味なんて
なくていいのかも
しれない。
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もう自分には、なにもない、と認めた。
だから人にすがって生きていくしかない
プライドも手放した
だって大丈夫なんだもん。
何も無い、って認めたら、
何でもある、が入ってきた。
未来なんてまったく見えなくて
寧ろ、見えなくていいし
見なくても良くて、
今ここに生きてる自分がいる。
じんわりとした幸せを感じてる
自分が居るだけ。