オーラス公演中、MCはほぼ皆無。
ライブの雰囲気を壊さないように工夫して会話で曲間を繋ぐことはしていませんでした。
これにもとっても感激したのですが、本編ラストの『グッドバイ』の前に一郎さんからお話があったので、その内容を少しだけ…





◎テクノロジーについて
一郎さん:改めてSAKANAQUARIUM2017 6.1チャンネルサウンドアラウンドにお越し頂いてありがとうございます。皆、楽しんでる?
場内:いえーい!
一郎さん:今回の6.1チャンネルサウンドアラウンドもそうだけど、僕たちがテクノロジーをライブに取り入れる時は、やりたいことがあってその為にテクノロジーが使えるから使っているのであって。
新しいテクノロジーがあるから、じゃあライブで使おうっていうことではないんだよね。
やりたいことが前提にあってそれにあのテクノロジーが使えるから使うっていう、その順番だけは変えたくないと思ってます。



◎新曲について
アンコールでは新曲も披露!
イントロは複雑なリズム形態で盛り上がる曲なのかなという印象だったのですが、全体通して聴いて感じたのは歌謡曲のイメージ。
一郎さんのこぶしを効かせた歌い方からもその印象を強く感じたのかもしれません。

〜新曲披露後〜
一郎さん:新曲どうでしたか?
売れなさそうだなって思ったでしょ?笑
場内:そんなことないよ!売れるよ!買うよ!
(と、声が上がっていたのですが…)
一郎さん:一部の声ですね(笑)

一郎さん:今日新曲聴いてもらいましたけど、サビのメロディがらっと変わると思うんで。
場内:えー!!
一郎さん:いや、もっと良くなるから!
(ここでかなりのドヤ顔)
この曲タイアップなんですよね。
今日、そのタイアップ先の人が来てて。
いかがでしたでしょうかね…?

一郎さん:ずっと自分スランプだなと思ってたんですよ。
でも自分たちがやりたいと思うことをやって売れないのを、世間が分かってくれないからだって周りのせいにはしたくなくて。
僕たちよく“ライフワーク”と“ライスワーク”って言い方するんだけど。
自分たちがやりたいと思うものと皆が良いと思うものをちゃんと近付けていきたいんだよね。
“マイノリティー”と“マジョリティー”とも言うんだけど。
やりたいことをやって求められるものも作りたいなと思っていて、それが最近分かり始めたような気がする。



◎ここだけの話
一郎さん:1月からやってきたこのツアーも今日で最終公演ということで。
ここだけの話なんだけど…
SNSが凄い普及してるこの時代にここだけの話っていうのもなんだけど(笑)
エジー:凄い数の人が聞いてるけどね(笑)
一郎さん:実はこのツアー、シングルとアルバムのリリースツアーになるはずだったんですよ。
エジー:凄いぶっちゃけたね!
一郎さん:今こういう大きい会場って一年前位から抑えておかないと取れないんだけど、アルバム出来なかったんで。
結構大変だったんだよね…俺、全身に蕁麻疹でちゃったりして。
タイアップ、タイアップ、タイアップ続きで。
ビクターそういう事するから!笑
前のアルバムの後シングル何出した?モッチ?
モッチ:えー?
一郎さん:え?
モッチ:えーっと…
一郎さん:モッチとは高校からの付き合いなんだけど、その頃から誕生日には毎年メールくれてたんですよ。
でも今年は初めて送られて来なかったから。
モッチ:それ、凄い引っ張るなー(笑)
一郎さん:これからはもう友達じゃないです。
仕事の関係です。仕事仲間です。
モッチ:でも“仲間”だから!
一郎さん:シングル曲は?
モッチ:蓮とさよエモ?
一郎さん:今日はまだコアなファンじゃない方も来てると思うから、ちゃんと言って?
モッチ:『蓮の花』と『さよエモ』ですね。
一郎さん:そうだね。その後は何?
モッチ:えー…何だっけ…
一郎さん:お前、まじか!

と、モッチの驚異的な記憶力を弄りつつ(笑)
このシングル曲当てクイズ(?)はしばし続き…
『ユリイカ/グッドバイ』
『SORATO』
『新宝島』
『多分、風』
と、タイアップシングルをリリースしたこと。
その間に映画音楽(『バクマン。』ですね!)を作成し、日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞したことを話し…

一郎さん:ほら!ね!ちゃんとやってるでしょ?
何もしてなかった訳じゃないんですよ!
これだけシングル出してたら次のアルバムに何曲入る…?
さっきの新曲も含めたら8曲か…
アルバムに8曲もシングル入れたら、シングル買ってくれた人たちに申し訳ないなと思って。
1枚はシングル含めたアルバム、もう一枚はまっさらな新しいアルバムにして2枚組でどうですかってビクターの人に言ったんだけど。
「いや、別々で出しませんか?まだあと2枚契約残ってますし…。」って言われて。
ビクターそういうとこあるんだよなー(笑)
エジー:またもの凄い暴露したね(笑)
一郎さん:これ本当結構な内部事情だからね…ここだけの話だから!

一郎さん:なので、僕たち年末のフェスには出ません。今日が僕たちのライブ納めでした。
これからまたアルバム作成の為に深く深く潜ろうと思ってます。
SNSとかもあまり更新出来ないと思います。
公式サイトの方は頑張ってやりたいと思うけど。
だからまた来年の春以降かな、ツアーやりたいなと思っているので…
アルバム聴いて良いなと思ったらまた来て貰えれば。
また皆さんに来たいと思ってもらえるような新しいライブを作って行きますので。



と、適度にビクターさんについてグチりつつも(笑)
来春のアルバム発売、ツアー開催を約束してくれました!

深く深く潜った先、11年目のサカナクションが作る新作を心待ちにしつつ、しばらくはライブの余韻に浸っていたいなと。




また何か思い出したらその都度更新します!












6.1chサラウンド公演
そして10周年ツアー最終公演ということで
とーっても楽しみにしていた昨日のライブ!

1ヶ月ぶりの大阪城ホール。
幸運にもプラチナムで参加出来たので
印象に残ったことを軽くまとめます✨




◎演出について
6.1chサラウンドを大々的に掲げた公演なので音響への期待はかなりのものだったと思うのですが💦
まず、開演の演出で既にグッと掴まれた。
赤い照明と心音が前から後ろに流れていく演出なのですが、これがまた身体の深部で響くんです。
1音鳴っただけでどよめきが湧くくらい!
耳ではなくて、振動を全身で体感している感覚になりました。
普通のライブは当たり前だけど、前方のスピーカーからの圧だけで音が鳴る印象。
でも昨日の公演は音の中に自分がいて、周りから覆われるようなイメージ。
こんな体験は初めてだったので初めの方はずっと鳥肌が立っていました。


『シーラカンスと僕』は特に、この音響だからこその演出だと思いました。
まずステージ上のスクリーンに波が映る。
その動きに合わせて波の音が遠くから迫ってきては引いていく。
一際大きな波と音がやってきてその衝撃で今度は水中へ飲み込まれていく。
そして、スクリーン上には海の奥深くから見上げるシーラカンスの目線で水中の映像が。
そのまま『シーラカンスと僕』へ…

この曲ではオイルアートも使用されていました。
薄い幕が張られたステージ中央に一郎さん。
その影とオイルアートの円が見事に合わさって曲の盛り上がりに合わせて色や円を描くスピードが変わっていく。
その後の『壁』もオイルアートで曲の世界を表現していました。
私は何だかふと懐かしくなってkikUUikiツアーの時を思い出していました。


サカナといえばライティングも見もの。
レーザーがアリーナ上を這うように当てられていた曲が何曲かあり。
実体があるかのように錯覚してしまう程美しくて。
実際に触れようと手を伸ばす人もいました。

スクリーン上の幕に映し出される映像とその奥にいるメンバーが融合する場面も度々あり。
その時々で軸が映像に切り替わったりメンバーに切り替わったりと、まるでカメラのカット割りのようでした。


『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』では「皆で一緒に踊ろう!」と言う一郎さん。
そして現れたのはあの一郎さん人形!
しかも10体!!
5体×2がステージ上で交差して一郎さんを隠した時、シュール感にニヤニヤしてしまいました。
こういうシュールさが効果的に曲を引き立てるのも良いですよねぇ…大好きです♡


『夜の東側』と『三日月サンセット』が続いたのはずるい!
完全にやられました…
初期サカナの大好きな楽曲で、一時期延々と聴き続けていたこの2曲。
皆で盛り上がろう!という感じの曲ではないですが、ちゃんと昔の曲も演奏してくれたのが本当に嬉しかったです。


『SORATO』から『ミュージック』への繋ぎ方も素敵でした✨
宇宙空間にいるかのような照明の中、せり上がるステージ上に登場した5人。
楽器を演奏していない時も何故この五人はこんなに様になるのでしょうか…
打ち込みのリズムが徐々に変化していき『ミュージック』へ♪


『サンプル』のアレンジもカッコ良かったなぁ。
演奏してる5人もだけど、音響さんの技術やセンスが抜群に発揮されるアレンジになっていて。
スクリーンに姿と名前が映し出されて、チームサカナクションの音響の方々にきちんと焦点を当てた演出がされていました。


前もって6.1chサラウンド公演のセットリストを調べて毎日聴いていたのですが、この日はセットリストが変わっていましたね!
『ナイトフィッシングイズグッド』と『ネイティブダンサー』が無くなり…
(贅沢だけどこの2曲も聴きたかった💦)
『グッドバイ』と『ホーリーダンス』に。
久しぶりの『ホーリーダンス』では嬉しくて踊りながらはしゃいでしまいました♡


ラストは『目が明く藍色』
「kikUUiki」発売当初から一郎さんが大切にしてる曲だと仰っていますが。
この曲を聴いたら、ダブルアンコールを期待したくなる欲深い気持ちは全くなくなりました。
この曲でラストで良い!
むしろ、この曲でラストが良い!とすら思うくらい。

真ん中を三角に切り取られた幕が左右から徐々に閉まっていく。
切り取られた部分が重なり合ってひし形になって、そして完全に5人を覆う。
その幕上にはデビューからの5人の写真、その後エンドロールが流れる。
最後には
「We've already started to go to the next future」
(少し言葉抜けてるかも💦)
そして遅れて「with YOU」の文字が。
泣きましたよね…
サカナクションを好きになって良かったなぁ。
これからどこまでいってくれるのかな、ずっと応援していきたいなと思いました。



彼らのライブへ行くと音楽も映像も光も主役だといつも感じます。
確かに曲が好きで聴き始めました。
その曲を生で聴きたくてライブに行くようになったのだけど、もはや曲を聴きに行く為だけのライブではないんですよね。
聴覚も視覚も満たしてくれるアート作品の展覧会に来ているかのような。
その演出が6.1chサラウンドだといつも以上に存分に生かされるのだということが伝わってくるライブでした!





〜その②へ〜
ここでは源さんのレポを。




セトリはこちら

化物
桜の森
Drinking Dance
SUN
Week End
時よ
Family Song


大好きな桜の森が聴けて幸せ。
念願のFamily Songも。
生でフルオケでようやく聴けました(;_;)♡




まず今回の衣装から✨
上はドロップショルダーの黒ジャケット?
袖や裾が絞れていたりしてディティールがカジュアル風味だったので、ぱっと見はブルゾンに見えました。
白ハイネックを合わせていて普段着っぽいと思ったのですが、足元は黒スラックスに革靴。
そんな恰好なもので、初っ端から汗だく!
度々タオルで汗を拭ったり「暑い!」と呟いたりしていました。



『化物』では度々、歌舞伎の見得を切る仕草をしていた源さん。
この曲はもともと亡くなられた勘三郎さんをイメージして作った曲だとエッセイでも綴っていましたが、想いながら歌っていたのかなと。

大好きな『桜の森』はイントロが流れた瞬間嬉しくて嬉しくて!
お隣の方と思わず顔を見合わせて笑いあってしまいました。
あのリズムが心地よくて自然と踊りだしてしまう、とっても幸せな時間でした。



『桜の森』のあとだったと思います。
源さんが軽くお話を…

「僕昔からPerfumeの皆さんの音楽は聴いていて、凄くカッコイイなと思っていたんですよ。
ずっといつか一緒にやりたいねと話していたんですが、今回誘って頂きまして…
だってゲストの人数って少ないんだよね?
そんな数少ないゲストの中に選んで頂いてありがとうございます!」

念願叶っての共演にとっても嬉しそう♡



「大阪、盛り上がりが凄いね!!」
と、感心する源さん。

「僕ちょっと前にもツアーで来たんですけど、この会場好きなんですよねー」
言いながら会場を見渡していました。



「知ってる?Perfumeの皆さんと初めてお会いしたのも実はこの会場なんですよ。
チャウ大っていう凄く変なイベントだったんですけど(笑)
そのイベントで初めて共演させて頂いて。
その時何故か僕は女子高生の恰好をしてて(笑)
ほしゆかちゃんっていう子も出てきましたね。
ちょっとだけかしゆかちゃんに似てて、miwaさんにも似てて、ちょっとシシドカフカさんにも似てるっていう…
全員にそれぞれ本当ちょーっとだけ似てるっていうね(笑)
当時はまさか自分がアミューズに行くことになると思っていなかったので…
なので3人は僕にとって先輩なんです!
素敵な姉さん方です!」
と、Perfumeとの出会いを語っていました。



その後「皆、ウコンの力飲んでるー?」
と、『Drinking Dance』から『SUN』へ♪


この日、とにかくいつも以上に汗が凄かった気がするのですが…
ペットボトルの水とスタンレーに入ったマヌカハニードリンクを交互に飲んで水分補給をしていました。

飲んではマイクを喉元に…
こ、これはいつものドリンクタイム!!
「ゴキュ」っと見事な音が出て歓声まで(笑)
「会心のが出ました!」と、源さんも満足そうでした(笑)



「皆も水分取ってる?
ちゃんと取ってね、熱中症になっちゃうから。
僕、最近なったんですよ!
エアコンの掃除してなくて。
業者に頼んでたんですけど「1週間かかります」と言われたので、それまで扇風機で耐えようと思っていたら熱中症になっちゃって…
その時お医者さんに“熱中症はお金のない若者と老人がなるもの”って言われたんですよね。
なので皆さん水分はちゃんと取ってください。
出来ればサッポロ黒ラベルを!笑」
と、宣伝を入れてくる辺り流石です!



『Week End』で、皆自由に踊ってください!と盛り上げた後に

「次は『時よ』という曲をやります。
いつもならELEVEN PLAYの皆さんが出てきて一緒に踊るんですけど、今日はいないので。
一人で頑張って踊りたいと思います。」

と、言っていたと思いきや…


途中からPerfumeの3人が登場!

「あれ?何か見たことある。
すっごい見たことある人たちだ!」
と源さんが言いながら3人に近寄りつつ…
4人で一緒に踊ってくれました(*´▽`*)



きちんとダンサーさんに徹して、姿勢を正したままステージ上で待機するPerfumeの3人。
そのまま『恋』へ♪

メディアでも取り上げられていましたが、見事なまでに完璧なダンサーさんでした!



歌い終わって
「あー客席で見たかったー!こっち向きで踊ってると全然3人の姿見られないんだよね。ちょっと1回見たい!」
と、一度ステージ前方に出てきて客席に背を向ける形でまじまじPerfumeを見る源さん…
「か、可愛い…!!!」と言いながら崩れ落ちました(笑)

前述の通りこの日の為に作られた衣装は、
「源さん、こういうの好きかな?と思って」と、あーちゃんが言っていましたが…
源さんの好みを想像して作られた衣装だったとのこと。
その答えは…
「好き!大好き!」だそうです(笑)



源さんラストの曲は新曲『Family Song』

「次の曲で最後になります」
との言葉に「えー!」という客席。
「優しい…えーって言ってくれるんですか?
ええ人たちや…
でもこの後Perfumeの皆さんが待ってますから。さっきリハーサル少し見させて頂きましたけど、凄いことになってますよ。」
と、メインのPerfumeへの気遣いを感じました。



温かい歌声と演奏に包まれて、源さんのステージは終了。
Perfumeファンの皆さんの心もがっちり掴んだステージだったと感じました。