■恐怖の逆DV 妻から夫へのドメスティックバイオレンス -46ページ目

vol.5 彼女の暴力

ごく普通の付合いをしていた私達でしたが、何となく彼女の

性格が見えて来ました。

感情的になりやすいと言う事です。

ところがある夜に、二人でトレンディドラマを見ていた時の事です。

ストーリーは男性に騙され、悲しみに泣く女性のシーンが映っていました。

良くある男性が女性を捨てるシーンでした。

私は特に気にする事も無く、そのドラマを見ていました。

ところが突然、家内は泣き出し



「女性が可哀想!貴男はそんな事しないわね!」



「男っていつも、自分勝手!」


と喚き私に殴る、蹴るの暴力を振るってくるのでした。。



「おい! 一体どうしたんだよ!?」



「俺が何をした~?」



本当に驚きました。。

何故TVを見ていただけで、そんな行為をするのかと・・・・

思えばこの事が、彼女の暴力・キレル事の始まりだったのです。

彼女を落ち着かせ、冷静になったのを見計らいその場をしのぎました。

話を良く聞いたところ、以前付き合っていた彼氏に新たに好きな女性

が出来た事で、ある意味の男性不信みたいな思いがあったとの事でした。

それにしても、いきなりの事だったので本当に彼女の異変に驚きました。

私も彼女と会う前はかなり遊んでいた方で、過去にはドラマの男性と

同じ事をした経験も無い訳ではありませんでした。

彼女のそのような性格を知ってからは、TVドラマも気を使ってあまり

恋愛色の強いものはなるべく見ないように意識しました。

また過去の女性に関する事柄や思い出等は全て廃棄処分をしたのです。

勿論、昔の彼女の写真などは彼女と出会う前には処分していましたが、

友人数人でスキーに行った時の想いでの写真も女性が写っていたので

処分したのです。

その事は、彼女に対するイタワリや愛情よりも、その事が原因で彼女が

キレル事を恐れていたと言う気持ちの方が大きかったと思います。

「ま~これで彼女が冷静でいてくれれば大した事じゃないか。」