ACT.173 続き妄想  ~ 黒の魔物にくちづけを ~ 9 | a guardian angel

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スキビ好きな私が無謀にも始めてしまった…

二次創作・ネタバレ・つぶやきを含む妄想ブログです。

当然のことながら、作者さま・出版社さま等とは一切無関係です。

総合もくじ ☆ a guardian angel   


本誌続き妄想です。ネタバレNGな方は華麗にスルーしてくださいませ~。にへ



~ 黒の魔物にくちづけを ~ 9


(それまでの話) 1話  2話  3話   4話  5話  6話  7話  8話


ソイツは 闇から飛んで来る 矢の様に

風に乗って 音も無く 獲物に迫り つき刺さる

心臓を持たない 黒の魔物      B・J      。


ACT.9 女神のくちづけ


(SIDE 蓮)


「最上さん…っ」


名前を呼んだ…セツカじゃない彼女と話がしたくて…

何もなかったことになんかできなくて          。

俺の腕の中で…震える彼女を強く抱きしめて…手に入れたいと…神に願った。

「どうして…」

小さな声でそう呟いた君に…本当の気持ちを告げたけど…彼女から返事はなかった。

抱きしめた腕に…零れ落ちた涙…声も立てず涙を流す彼女に…

まだ早すぎたんだと…受け入れてもらえないことを悟った。

わかっていたはずなのに…それがすごく辛い…。

だけど…彼女の涙の理由に一縷の望みを見出したかった…。

「どうして…泣く?……そんなに…迷惑だった…?

自虐的な言葉で、彼女の本心を引き出そうと…した。

咄嗟に否定はしてくれたが…それ以上は聞き出せそうになかった…。

それがきっと…今の彼女の精一杯…だけど、俺はこのまま引き下がるわけにはいかなかった。

このまま…この手を放せば…この距離は広がるだけ     だから…本当の俺を知ってもらおうと思った。

君と再会して…本気の恋を知って…

自分の闇と向き合う勇気をくれたのも、君だったから       

それに、最近になって…本当の幸せが何か…わかった気がするんだ。

君と過ごす時間がそれを教えてくれる…それを伝えようと思ったのに…。

話を切り出した途端、君が沈んだ顔をしたから…躊躇した。

本当の俺を知ったら…彼女がどう思うか急に怖くなったんだ       

なのに…真剣に悩んでる俺を前に彼女は…

ハッと驚いた表情を浮かべたかと思うと…赤くなったり青くなったり…

「……。」

彼女のこういう表情を見るのは初めてじゃない……。

もしかしてアイツの事を考えてるのかって…そう思ったら抑えられなくて…

つい、いつもの調子で彼女に話しかける俺がいたんだ。

「最上さん…?」

俺の変化に気づいた彼女が焦ってる…彼女は本当に俺のこの感情には敏感だ…。

だけど、酷いのは君だ…人が真剣に告白してる最中に考え事なんてっっ…!!

だから…もう遠慮なんてしてあげない!…逃がしてなんかあげないよ?

「何を考えてたの? キュラキュラ…きらきら!! 俺が…真剣に告白してるのに…」

「ヒィ~ッ!」

怯えた顔をする君ににっこりと笑って訊いた。

「俺には言えないこと…?」

困った顔をして視線を泳がせる彼女を…じっとみつめて追い詰める。

「あ…えと…その…」

だけど、彼女はそのまま押し黙る…。

「ふぅ~ん…そうか、それじゃ…質問を変えるよ。」

「え?」

驚いた顔をした後…ほっとした顔をした君に…君の苦手な『俺』で熱っぽくみつめて…云った。

「君は…俺が嫌い?」

君の顔を覗き込むように首を傾げて…そう訊いた俺に

「なっ///…嫌いだなんて……そんなことありませんっっ…」

君は目を泳がせながらも…否定してくれた。

…嫌いだなんて言わせない…

貴島にも同じセリフで口説かれていたのを…俺は知ってる。

「そう…よかった…前に聞いた時は…応えてもらえなかったからね…。」

少しだけ傷ついた表情を浮かべてわざと君にそう告げた。

あの時は…君の事をこんなに好きになるとは思ってなかったんだけどね。

「あ…あの時はっっ」

慌てて言い訳をしようとする彼女にふわっと…優しい笑みを浮かべて云った。

「いいんだ…あの時よりも好きになってくれたって…ことだろう?」

そういうと…彼女はぼんっと…顔を真っ赤にした。

その反応に…つい、頬が緩む…。

ねぇ…?…俺は少しは自信を持っても…いいのかな?

真っ赤になってる君の耳元で…そっと囁いた。 

「好きだよ…?君が好きになってくれるまで…ずっと…待ってるから。」

「っ…///」

そう云って君の頬にキスをすると…ワナワナと震えだした君が俺を見上げて…

赤い顔をしたまま…俺に言ったんだ。

「私には…何もしないって…云ったのにっ…」

潤んだ目で…怒ってる彼女がすごく可愛い…。

キスをした俺のことを怒ってる?…それとも…

「…あー…そういえば、云ったね…?」

しれっとそういって…わざと彼女を怒らせた…。

「そういえば…って!!私みたいなお子様は対象外じゃなかったんですか??」

対象外…って…君からそんな言葉が聞けるとは思わなかったな。

そんな風に思ってくれたんなら…その誤解は解いておかないとね?

「そんなこと云ってないよ?…君を泣かせたくないって…云っただけだ。

結局…泣かせちゃったけどね…。」

「///」

そういうと…また赤くなって俯いてしまった。そんな彼女が可愛くて…堪らない。

だから…訊いてみたんだ…。

「ね…キスしてもいい?」

「えっ?」

君の顔に…嫌悪感は感じられない…好きって言葉の代わりにキスを強請る俺を…

きっと彼女は拒まない…そう思ったから。

「俺を…君のファーストキスの相手に…してくれないかな?」

「なっ///」

「…ダメ?」

…そう甘えてみた俺に君が出した答えは…

「ダメっ……じゃないデス…。」


       二人の影が重なって…交わす君とのくちづけ…

君の甘く…柔らかい唇に触れて…俺は幸せで…温かい気持ちで満たされる。

今はまだ…好きっていう言葉はなくても…感じる…確かな感情(モノ)。

それはきっと俺に力を与えてくれる。

黒い魔物…ソレは今も俺の中にいる…。

撮影はまだ始まったばかりで…俺を試す試練はこれから厳しさを増していくことだろう…。

だけど、君がいれば…きっと乗り越えられる。

君は俺に…最高の魔法をくれる女神だから…。

~ FIN~

 

→ おまけの10話へ続く?!



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FIN…としておきながら、続く…ww

後日談…おまけのヒール兄妹をカキコしたいと思いますっっ

だって、だって…キョコちゃんが準備した…セクスィ~ランジェリー~~ 下着

の出番がなかったからぁ~~っっ ww むふっ。 

あれっっ…っていうことは限定か?!きゃー 

書いちゃうかっっ ww らぶいちゃっっヒール兄妹っっ  ラブラブ 

 

まだまだ続く?『ヒール兄妹+αなっちゃん…本格始動』な続き妄想に…ぽちっとヨロシク…w    


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