こんにちは
ツールの紹介です。
コーナーウェイトの重量センサーを利用してバネレート(スプリングレート)を測定する機器です。
スプリングテンションを加えるカップにM3ネジシャフトを使用しています。
M3ネジはピッチ0.5mmなので、1回転で0.5mmのテンションを加えることができます。
2回転で1.0mmです。
1回転ごとに値を記録し合計4回測定します。
(最終的に2mmのテンションを加えた値を記録します)
測定の様子です。
測定中のスプリングはX4 2024付属の2.6スプリングです。
1回転 128g 0.5mm
2回転 260g 1.0mm
3回転 393g 1.5mm
4回転 527g 2.0mm
となりました。
平均で261.6g/mmです。
今まで300本以上のスプリングを測定してきました。
スプリング間のバラツキが一番少なかったのはXRAY製です。
以下の表は昔使用していたロングタイプスプリングの一部です。
このようにピボットテーブルで集計して管理しています。
スプリングの性能はバネレートだけで決まる訳ではありませんが、他社スプリングとの比較や、レートを上げ下げする場合の目安に使用します。
ちなみに、昔使用していたアソシシルバーはバラツキが大きくて左右を合わせるのに苦労しました。
ご覧くださいましてありがとうございました。