バッテリーチェック | ar-laboratoryのブログ

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ラジコンカーの研究を行っております

こんにちは。

 

バッテリーチェックの様子です。

 

充電はポラロンEXを使用しています。

充電電流は 10A

終了電圧は 4.2V/Cell

 

放電は改造したCDCを使用しています。

CDCは放電終了電圧が0.8V/Cellのため、LiPo 2Cellバッテリーの場合は8Cell設定で放電します。

0.8V × 8Cell = 6.4Vになります。

 

CDCは8Cell設定にすると20A放電ができませんが、ある操作をすると8Cellでも20A放電が可能です。

ですが、放熱の関係で8Cell 20A放電するとFETが破損します。

実際一度破損してFET素子全交換しています。

なので冷却FAN強化が必須です。

設定操作ヒントは次の通りです。

 (先に6Cell設定で20A放電にして、その後8CellにしてENTER後戻る。)

試す方は自己責任でお願います。

 

得られる情報は

放電容量 mAh

放電時間 mm:ss

平均電圧 V

内部抵抗 mΩ

の4つです。

 

平均電圧と内部抵抗で加速力(パンチ力)、放電容量と放電時間で走行時間が推測できます。

 

測定結果のサンプルです。

SUNPADOW Platina 6000mAh 120C

放電容量 5662mAh

放電時間 18:35

平均電圧 7.57V

内部抵抗 4mΩ

 

得られたデータは同じ条件で測定した他のバッテリーとの相対比較にしか使用できません。

例えば

SUNPADOWのERC 6300mAh 100Cのサンプルデータは

放電容量 5032mAh

放電時間 16:31

平均電圧 7.378V

内部抵抗 5mΩ

というデータが得られています。

 

結果Platinaの方が

放電容量 113%

平均電圧 103%

上回っています。

これは、同じモーターセッティングで13%長く走行できる可能性がある。

もしくは増えた13%をモーター出力に割り振れば同じ走行時間で、よりパワー出せることを意味します。

事前に基準となるバッテリーで走行データを取得しておき、他のバッテリーとのデータを比較することで、いろいろ予測することができます。

 

ご覧くださいましてありがとうございました。