2024-4-22 | penaltyのブログ

2024-4-22



20日夜、海上自衛隊のSH60哨戒ヘリコプター2機が、鳥島から東におよそ270キロの海域で墜落。2機が衝突した可能性が高いと見られていて、現在、隊員8人のうち、7人が行方不明で、救助された1人も死亡が確認されたとの事。

空の事故、海の事故、陸の事故は、何らかの理由で、時と場所を選ばす起きてしまうものです。

ただやはり、4月(特に後半)は、乗り物の事故が多いような気がしてなりません。遡れば、中華航空エアバス機墜落事故、福知山線脱線事故、セウォル号沈没事故、知床遊覧船沈没事故など、人為的な操作ミス·判断ミスにより多くの犠牲者を出してしまった事例がこの時期に集中しているように思えます。5年前のいわゆる池袋暴走事故もこの時期に起きてます。人為的な事故と断定されながらも、被告(当時)自身は最後まで操作ミスを否定していた事で注目もされました。

そして、昨年4月6日の宮古島沖の陸自ヘリ墜落事故。左右のエンジンで相次いで出力低下が発生し、右側については故障により「ロールバック」という極めて稀な現象が起きていた事が分かっています。ただ、左側の出力低下については、故障なのか人為的なものなのか特定に至る事はできないと結論づけられているとの事。

そして、今回の鳥島沖の海自ヘリ墜落事故。2機が衝突した原因がこれから調査されるわけですが、やはり焦点になるのは、故障によるものか人為的なものかという事になってくると思います。

なぜ、4月は乗り物の事故が多いのか?

毎年、それを思います。

勿論、乗り物の大きな事故は4月に起きるとは限りませんが、4月には決まって、人為的或いは不可解な大きな事故が起きているのが現実です。

この事を念頭に置いてやるべき事は、やはり、操縦者·運転者は4月に入り改めて気を引き締める。また、それを運営·運用側が促す。単純ではありますが、それしかないような気がします。乗り物の人為的事故については、操縦者·運転者の気持ち次第で防げる事が多いのも事実です。4月は操縦·運転にとって危険な月と認識し、事故防止強化月間に指定するのも手だと思います。4月のこの時期に、悲劇が繰り返されない事を祈って止みません。