11月 | penaltyのブログ

11月



もう、1ヶ月程前の話なんですが、NHKで性についての結構踏み込んだ番組が放送されていました。
世界各国の、セックスやセルフプレジャーに対する向き合い方や、性器に敢えてモザイクを入れずに放送する公共放送の番組についてや、性に関するグッズの市場が急速に拡大している現状や、そのグッズについて等を紹介する番組。
見えて来たのは、日本は世界のトレンドから取り残され、未だ、セックスやセルフプレジャーについて蓋を被せているという事。現在日本の教育現場では、その二つの「やり方」について教えてはいません。妊娠の経過は取り扱わないという「はどめ規定」があるからとの事。
反面、ネットでは性的な動画等が氾濫し、規制も追い付いておらず、端末さえ持っていれば少年少女でもそれを閲覧できてしまう状況があります。
その両極端な環境が組合わさった先に何があるのか?やはり、少子化しかないような気がします。
性行為、取り分けセルフプレジャーについては、誰にとっても身近な事で、早ければ幼児期から生活と共にある社会的に認知された自然な行動であるにも関わらず、教育の場でもずっと目を反らされていたというのが日本での実態です。性的なメディア媒体コンテンツが溢れる反面、セルフプレジャーのやり方は教えられない。誤ったやり方が広がり、強い刺激でしか快感が得られなくなり、本当のセックスに消極的になる人が増えるのは当然の事ではないでしょうか?その先にあるのは、婚姻率の低下、離婚率の上昇による少子化なのは言うまでもないわけです。
日本人は本来多くの子を残せる国民だと思います。昔からそうでした。性との向き合い方、少年少女を取り巻く環境が改善されればそういう日本に戻れるような気がします。そういった意味で、公共放送であるNHKの今回の番組は画期的な試みであり、何なら、もっと先陣を切って踏み込んでも良いのではないかと思った次第です。