3月 | penaltyのブログ

3月



今日3月11日は東日本大震災から12年の日。やはり、大地震について考えなければならない日だと思います。最近ではトルコ・シリア大地震が発生し、5万人以上が亡くなる大惨事となっています。12年前の東日本大震災でも関連死を含め2万人以上が亡くなっています。

そしてーー

30年以内に70~80%の確率で日本で発生するとされている南海トラフ巨大地震。内閣府の被害想定では、死者数32万人以上、被害額220兆円以上と桁違いの数字が示されています。あくまで想定なので、その通りになるわけではありませんが、甚大な被害が30年以内に発生する事が専門家によりほぼ確実視されているのが今の状況てす。

当然、地震は人の力では止められないし、いつ起きるかも特定できません。頼れるのは、自らの危機意識と、南海トラフに異常が発生した時に気象庁が出す「南海トラフ地震臨時情報」と、個々の携帯に飛ぶ緊急地震速報という事になってきます。とにかく津波だけは回避しなければなりません。海沿いに住んでみえる方は何時でも避難できる準備と避難場所の確認が必要なのは当然の事で、後は国側が津波到達よりいかに早く緊急地震速報を飛ばせるかが鍵になってくると思います。次に回避しなければならないのは、家具や設備などの転倒による挟まれ。職場では設備の転倒防止策がとられている所が多いかも知れませんが自宅ではどうか?要は生命の危機を回避する行動をすればいい話で、難しく考える必要はないと思います。大地震発生は非常に深刻かつ、非常に過酷な状況を作り出します。ただ、我々の出来る事は限られています。身を守る。それだけで良いと思います。最悪の場合、身の危険を感じたら避難誘導を無視して逃げるというのも選択肢です。家族との連絡の事、家の事、避難生活の事は、その延長上の事として想定して準備すれば良い話だと思います。大地震に対しては難しく考える必要はないし、その方がいいような気がします。

12年前の東日本大震災では、多くの尊い命が失われました。津波にのまれた母親を見捨てて逃げざるを得なかった娘の話も覚えてます。どのような過酷な状況だったのか。そして、どのような気持ちだったのか。ただ、それでも東北の被災地の人達は東日本大震災を乗り切って今に至ります。我々も同じ日本人なのだから乗り切れる筈です。今日3月11日午後2時46分の追悼サイレンを聞いて、犠牲となった方々に対する哀悼の気持ちと、その方々が遺してくれた教訓を噛み締めた思いでした。