2021-7-18 | penaltyのブログ

2021-7-18



5日連続で感染者が1000人を越えている東京都ですが、来週金曜日に控えた東京五輪をめぐって100人程の反対デモが行われたと報じられていました。感染拡大を抑えるのが先だという事が訴えられていて、五輪自体は否定しないがこの状況で行われるのはおかしいという意見もあったとの事。五輪中止の署名活動でも45万人分程が集まっていると報じられていて、多分、そこで訴えられている内容も同じなのだと思います。
そこで思います。五輪中止を叫ぶ人も、そうでない人も、思う所は、感染拡大、医療崩壊を止める、ただ、それだけなのだと。
であれば、本気でそれを考えなければならないと思います。
現在都内では50%がデルタ株に置き換わっているとされていて、今月末には80%に達すると見込まれています。感染者を年代別に見ても20代が圧倒的に多く、30代、40代、50代と続きます。
入院患者では20代~40代が増加していて、重症患者では40代~50代が増加しています。
要は、コロナの標的は、ワクチン接種が進んでいる高齢者の方々ではなく、我々働き盛りの年齢層にシフトしているという事。クラスターの発生源は主に職場・学校・日常の会食等で、職場や学校での更なる感染対策の強化が必要になってきているのが現実です。従来の、若い世代のコロナに対する危機感の薄さも、ここに来て災いしてしまっているかも知れません。
我々働き世代は、ワクチン未接種で、且つ自身の陰性の証明がされてない状況下に危機感を持つべきだと思います。心配すべきは、東京五輪よりも、自らの日常生活です。勿論、行政には、ワクチンが少しでも早く行き渡るよう急いで欲しいのですが、それまでは取り敢えず、マスク着用・3密回避・職場でのソーシャルディスタンスの確保・不要不急の外出の自粛等を徹底し、外出する時は慎重に慎重を期すしかないという、綱渡りにも似た状況に立たなければなりません。
デモで集まっていたあの100人の方々は大丈夫なのか。あれでは、集まって五輪を応援しているのと結果的に同じような気がします。
競技と同じで、少しでも油断したらコロナ、とりわけデルタ株に負ける。自分達の一挙手一投足が問われている。まさに、そういう局面に立たされているのだと思います。個々の自覚により、感染拡大が収まる事を願います。