らいぶきゅーぴー





























SHACHIラストライブでした。


17時開場、18時オープンだけど


16時に行ったらけっこうヒトが集まってた。


ロリクレに行ってSHACHIのTシャツを見ようと思ったケド


行ったらクローズしてた。


失敗。。。



16時30分頃にはクアトロの中に入れたので


初クアトロで勝手が分からない上に


すごい混雑という噂を聞いてたワタシは


スグに中に入りロッカーに荷物入れ


整理番号が呼ばれるのを待ってた。



ここまで何だかテンパッてて


周りもよく見えてないし


手がふるえてきて恥ずかしかった。



入ってみるともう前方にぎっしりとお客さんがつまってて


あわててワタシもよく見える脇の前の方へ。


待ってる間、連日のライブで筋肉痛の足がガタガタ揺れるのを


隠しつつ前のスペースにゲストさん達が入ってくるのを見たり


ステージの上の準備を眺めてた。


全国からバンドマン達が集まってる。



どんどんお客さんも入って全体にギュウギュウにつまったところで


SEが入りHankn登場。


特別な衣装を着てる。


そしてタケさんもボーリングシャツ着てるし


HIDETAさんもいつものじゃなくて


今日のために作られたらしいシャツだった。



はじまっても今日が最後なんて


実感がまるでなかったけど


HIDETAさんが


「タケさんと実は仲が悪いけど(笑)


今までいろんなヒトに出会えたりみんなに出会えたのは


このヒトのおかげ!」


と言って頭を下げたところから


涙腺がゆるくなった。



ワタシが勝手に思うSHACHI像は


タケさんは天才肌で器用なヒト。


HIDETAさんは不器用だけど根気強い秀才肌。


Hanknは二人から一歩下がりつつのムードメーカー。


という位置づけ。



タケさんがHIDETAさんを立てつつ


お客さんにメッセージを送るMCも感動した。


なんだかんだ言ってもタケさんはHIDETAさんを守ってると思う。




Hanknの前のドラム、スベさんも出て


2曲叩いた。




HIDETAさんが喉のポリープで


お医者さんから歌もおしゃべりも禁止されてるのに歌っているのが


まさに身をけずって歌にしてるようで


歌声がしみた。



Swee2Guiltyを初めてライブで聴いた。


ビスタリ食堂のライブでHIDETAさんへのサプライズで


歌って以来、この曲が自分にとって大きな思い出の曲となった。


その仕掛け人のマットンさんご夫婦も


すぐ目の前でライブを見てて


会場にはビスタリライブに来たヒト達もたくさんいる。


泣けてきた。



何度もタケさんが言うように


SHACHIは楽しさを世の中に送り出すバンド。



だから泣かない!


っていろんなヒトが言ってたケド


やっぱり泣けてくる。。。



ダブルアンコールが終わって


ステージからメンバーはいなくなったけど


大きな画面にメンバーからのメッセージが映し出されて


お客さんは誰も動かなかった。




映像も終わり客電が点いて


徐々にお客さんが帰り始めた。



汗と涙でボロボロだし



終わったんだとしっかり受け止めるために


ロッカーから荷物を出して


クアトロを出た。


たぶんヒトと話したらワタシが受け止めようとしたものは


消えてしまう。。。




もう20年も前からよく行くスペイン坂の人間関係というお店にいった。



いろいろなライブのおかげで巡り会えたたくさんのヒト達のことや


今日のラストライブのこと。


とりとめもなく考えが浮かんでは消え


頭の中が空っぽになってぼんやりしてから店を出た。



渋谷の街ではクリスマスケーキを売る声や


酔っ払ったヒト達がたむろして話す姿がそこここにあって


繁華街らしいいつもの雑踏だった。



寒くてもアイスクリームを食べてる女の子達もいるし


ドラッグストアで買い物してる親子もいる。



だれも一つのバンドが終わったとは


気づいてもいないのが不思議だった。





けれど今日という日は胸の中に記憶をしっかり刻んだ。


2010年12月23日


渋谷クアトロでSHACHIラストライブ。








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