【サプライズ(米アリゾナ州)小坂大】米大リーグ・レンジャーズのダルビッシュはオープン戦初登板となったパドレス戦の翌日となった8日、投球練習はせずに調整した。

【波紋よんだ発言 一問一答で】ダル初登板 「直球良かった」一問一答

 2回を2安打無失点だった初登板で米メディアが関心を呼んだのは二回先頭打者だったベナブルに中越え二塁打を浴びた場面。打球は通常よりも高い中堅のフェンスに直撃したため、二塁打となったが球場の形状によっては明らかに本塁打となった当たりだった。

 ところが、試合後の記者会見でダルビッシュがこの打球を「そんなに球をとらえられた感じはしなかった」と話したことが独り歩きした。米FOXスポーツ(電子版)などではベナブルが「ダルビッシュの感覚は間違っている」とコメントしたことを紹介。ダルビッシュは会見で大リーグの打者にパワーがあることを認めているため、正確には「思ったより飛んだ」との意味を含んでいるが、言葉が傲慢と受け取られてしまったらしい。

 8日朝に改めて感想を求められたワシントン監督は「ダルビッシュは自分の感じたことを言っただけ。ベナブルが自信を持っているのはいいことだ。ただ残念ながら、そこにはフェンスがあった」と、この話題を打ち切った。今後、注目の右腕が周囲から受けるであろうプレッシャーを感じさせた報道内容だった。


日本人野手への逆風が吹き荒れる中、今季からホワイトソックスに移籍した福留が、バットで存在感を示した。レンジャーズ戦の第2打席で右中間を鋭く破る二塁打を放ち、オープン戦初安打を放った背番号1。「調子そのものは悪くない」。試合後の表情からは充実感が漂った。

 昨季はシーズン途中でカブスからインディアンスにトレードで移籍。オフにフリーエージェント(FA)になり、キャンプ直前の2月14日にホワイトソックスへの契約が決まった。年俸は100万ドル(約7800万円)と激減したが、チームからは高い出塁率が評価されており、出場機会のチャンスは十分にある。

 ホワイトソックスは今季公式戦の開幕カードでレンジャーズと対戦。ダルビッシュとの日本人対決が実現する可能性もある。「彼らしいペースでやるはず」とエールを送りながらも、「(自分には)まだシーズンに時間があるので」と余裕を漂わせた福留。メジャーリーガーの“先輩”としての意地を見せる。(浅野英介)