巨人の先発ローテーション「チームG」が固まった。原監督は4日の西武戦(東京ドーム)後、先発4本柱に対して開幕後の登板日を通達。3年ぶりのV奪回を目指す陣容が、ほぼ確定した。

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 宣言通りに、思いを告げた。原監督は1日、「開幕投手だけでなく、少なくとも4番目までには“いつ”というものを伝えたい」と明言。この日の試合後には「言いました」とし、開幕投手・内海を含めた4本柱へ登板日を告げた。AKB48の神セブンならぬ、巨人投手陣の「神フォー」は左右のバランスを重視して別カードに配置する見込み。30日からのヤクルトとの開幕3連戦(東京ドーム)は内海、沢村。2カード目の広島戦(マツダ)には杉内、ホールトンが回ることが濃厚だ。

 これにより「推しメン」のデビュープランも固まってきた。売り出し中の2年目右腕・宮国が開幕3戦目、4月1日にプロデビューする可能性が出てきた。安定感抜群の内海、進化を続ける沢村に続く3戦目なら、精神的負担も軽減される。さらに本拠地デビューは、将来のエース候補の初ステージにはもってこいだ。現在、対外試合で7イニング連続無失点と好投を続けており「ここまで練習についてきて、精度も上がっている。私の中では手応えを感じている」と原監督。後は宮国自身が今後の登板で、その権利を確定させるだけだ。

 ヘビーローテーションならぬ充実ローテーションを引っ提げ、原巨人がシーズンに挑む。