彼女から終わりを告げられ、早3ヶ月がたとうかと思うそんなある日…
俺は季節ハズレの夏休み3日目…私用で歩いて銀行のATMへ向かった…
何せ今日は台風が来ているから、バイクは出せな、…
用事を終えた俺は、向かいにある『インド料理屋』でランチタイム…
顔を見上げて、外を見る…出窓から外を見ると…
一瞬、目を疑い体に電気が走った…
『え!?』元カノである…俺は店の中から、横の姿しか見えず、顔は拝めなかったがビニール傘、ブラウスのような上着(柄物)、デニムのハーフパンツ、真っ白なスニーカー…極めつけは、仕草…
人間、仕草・癖なんてそうそう変わらない…
一瞬、立ち上がって追いかけたかった…99％間違いないだろう…
店を飛び出し、追いかければ追いついた…できなかった理由はあった…
最後に別れを告げられたあの日、顔が見えていなかった…
俺は、会えれば嬉しい…彼女は!?結局、彼女は俺が食事をしていた約30分…同じ道を引き返して来る事はなかった…
台風が来て、小雨が降りながら晴れていて、空は曇り、時折、強風の吹く、そんな日の出来事…
もし、会えるならまた、会いたい…
『あの日以来ずっと、願っている…』
また、どこかでいつか…きっと…