8月11日は「山の日」ですね。
霧に濡れたアザミやカラマツソウは風呂上がりの髪みたいに濡れてました。
前述していたように、裏岩手縦走路のガイドをしなきゃならんというわけで、下見に行ってきました。
下見実施日は7日火曜日です。
天気予報では、午前中は比較的穏やかなので、午前中が勝負です。
海彦さんにご協力をいただき、自宅から松川温泉まで、早朝に自動車2台連なり走行しました。、
現在樹海ラインは、夜間通行止で朝8時半まで不通となっているので、6時に松川へ着いたのに通れません(TT)
まずは、私の自動車を松川温泉登山者用駐車場にデポします。
次に海彦さんの自動車に乗り込むと、松川温泉から八幡平ビジターセンターまで戻り、今度はアスピーテラインで見返峠を目指します。
ふーっ。
樹海ラインが早朝通れないのは辛いですね。
見返峠に着くと、バス用駐車場の所でしっかりと通行止のバリアがあります。
ここで、海彦さんの自動車を降り(まるでババヘラアイスを販売する方が、何もない路上に一人降ろさせるような気分で)、藤七温泉へ向けて樹海ラインの車道を歩き出します。
まるで貸切歩行者天国だ〜、とテンション上げるもガスガスで何も見えず
(^_^;)
振り返ると見返峠のレストハウスすら見えませんでした。
ここから13kmの山行は、ひょっとして貸切⁉︎
見えるのは足元だけ…。
下見の主な目的が、今目立つ植物チェックなので、まっいっか!と歩き出しました。
何も見えないので、畚岳はパス!
しばらく歩くと以前描いた事のある沼まで来ました。
水中に倒木が沈み、枝が白色化していて、何とも風情があります。
因みに、描いた絵はこちら。
描いた時は晴天の下の水面でした。
諸桧岳付近は、殆ど高低差のないまっすぐな道。見晴らしが良かったら最高だったかな。でも、ガスガスもレインウェアを着るまででも無く涼しく歩けて快適です。
秋の花も美しく咲いています。
八幡平から源太ケ岳にかけて登山道整備してくれているのは、知り合いの方々。
彼らの刈払いの技術に感動しながら歩きます。
リンドウの株はもちろん、岩弟切草まで残っています。
霧に濡れたアザミやカラマツソウは風呂上がりの髪みたいに濡れてました。
嶮岨森あたりから、熊さんに遭遇するかもということで、滅多につけない熊鈴を着用。
無人なので、静かさを堪能して大休憩!
水場も近いので、いつか泊まってみたいんですよね。
ここから源太ケ岳を真っ直ぐに目指せば良いものを、大深岳にちょっと寄り道しました。
あれっ?源太ケ岳から松川温泉までって3.8kmもあったっけ?
途中、水場で美味しい湧水をゴクゴク飲み、丸森川に架け替えられた立派な橋に感心し、出発から7時間後に松川温泉へ無事下山しました。
さて、山の日も頑張るゾ〜。
なんとか体力も持ちそうです。
誰か女装ガイド一人ぐらい、当日付かないかな…。