オーストラリアの「水」事情 | 水の星に生まれて

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このブログでは、生きるために欠かせない“水”に関係する話題を掲載していきます。

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オーストラリアは「世界一乾燥した大陸」と言われており、慢性的な水不足問題を抱える地域の1つです。生活用水を確保することが住民にとって重要な課題であり、また僻地で暮らす人にとっては死活問題でもあるのです。この国の一般常識としてシャワーは1人4分まで、洗車をするのにホースは使用禁止、お庭の水やりにスプリンクラーは禁止、散水できる日も番地により曜日が決められています。既に西オーストラリア州の州都であるパースでは、海水を淡水化し飲用として使われており、水道水を飲むと微かに塩味がしました。またブリスベンでは、「下水を浄化処理し、飲用として使うことになるだろう」とニュースで取り上げられており、地元の人が困惑していたのを思い出します。





ブリスベン郊外に住む、パーマカルチャーの先駆者であるジェニー・アレンさんのお宅を訪問した際に、彼女のパートナーが作ったBiolytix
という浄化システムを見せてもらいました。Biolytixは、大きなタンクの中にミミズや微生物を含んだヤシ泥炭からなるフィルターが積み重ねられ、そのフィルターを通ることによって汚水を分解し、最終的にキレイな水にしてくれるという画期的なシステムです。この浄化された水をポンプで汲み上げ灌漑用として利用していましたが、「近い将来、安心して飲める水になる」と言っていました。先のニュースはこのことだったのだと、話を聞いて納得した次第です。水資源が豊富と言われている日本に生まれた私は、地元の人々と比較すると水の重要性についての意識が低かったように思いました。













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