今回は、日本に在住の外国人の方が使っているCore2 Duo搭載iMacのトラブル。
息子さんがお使いのiMacが使用中突然フリーズしてしまい、強制終了後は白い画面のままになり、OSが起動しなくなったというもの。
お客様の要望で出張にて診断ということになりました。
お客様宅に入ると息子さんの部屋にあるiMacは既に電源が入っている状態で、白い画面のまま先に進まない状態でした。
筐体を触ってみると、通常よりかなり高い温度になっておりましたので、ドライヤーをお借りして試しに中に冷たい空気を送って温度を下げてみました。
若干の温度低下はあったのですが、症状は全く変わらずの状態でしたので、内部のホコリや電源部・ハードディスクの異常かもしれないので、一旦お預かりさせて頂きました。
持ち帰り後、中を確認すると日中もつけっぱなしなのでしょう、中はかなりのホコリがつまっておりました。
ひと通り掃除をして、電源を入れると正常に起動しました。
その後、つけっぱなしで放置したり、再度電源を入れてみたりしましたが、問題なく起動。
今度は温度が上がるようにMacに負荷をかけてみたところ、フリーズが発生し、その後電源を入れなおしてみましたが、現場と同じ症状になりました。
それと同時に何やら電源が切れたり入ったりするような音がしてきましたので、iMacに耳を近づけてよく音を聞いてみると、ハードディスクからのものでした。
この症状は、熱によりハードディスクの電源が切れてしまうことで発生している事が判明。
お客様と相談の結果、別のハードディスクに入れ替えることになりました。
ハードディスクを交換し、OSを入れて問題なく動作するのを確認できたのですが、元のハードディスクからデータを移動するのが大変でした。
何しろ熱が高くなると電源が落ちてしまいますので・・・
外付けにして、移行作業を行ないましたが、すぐに途中でハードディスクの電源が落ちてしまい中断。
どうしたものかと考えた末、ハードディスクの制御基盤へ直接ドライヤーで風を当てて冷やしながら作業をしてみることに・・・
ドライヤーの効果は覿面で、かなり長い時間電源が切れずに動作してくれました。
(音はうるさいし、何回かは電源が落ちましたが・・・)
データの量も結構ありましたので、大変でしたがなんとかなりましたぁ
かなり疲れましたが、いつも一緒に寝ている愛猫のペコに疲れを癒してもらいますぅ・・・