こんばんは!
サッポロファクトリー店 横田です!


苔対策 弌・弐・弎
とお読み頂いている皆様
有難う御座います!


対策編第3弾!

遂にあの…
赤ゴケ
シアノバクテリア(藍藻)
でございます!

ここまで登場した
茶ゴケ緑ゴケとは
異なり生物分類上では
細菌であるとお伝えしましたね。

ではこのシアノバクテリアの
何が恐ろしいのでしょうか??
しぶとさ
これです。

原始の時代、気の利いた栄養など
地球にまだ存在しなかった頃に
太陽光からエネルギーを生み出して
現在まで生き残っている光合成細菌。
そりゃ強い訳です…


そんな過酷な環境で生き残った彼らは
とある条件下で増殖しやすいのです。
それは??

①止水域
②富栄養環境
で増殖しやすいんです。
つまりその増えやすい環境を
真逆の環境に変えてしまう事で
対策ができるという訳です!

①止水域
つまり水の流れがゆるやかである
あるいは止まっている環境で
良く発生します。
止水環境ではデトリタス(デトライタス)
やスラッジと呼ばれる有機物のカスが溜まり
それらが発生要因となります。
水流をしっかりと発生させて
澱みを無くすことが大切!

水流ポンプを使用したり
フィルターの吐き出し口を加工したり
様々な方法があります。


②富栄養環境
餌や添加剤による栄養素の蓄積が
大きな発生要因となります。
近年水槽へ添加する方が
増えたアミノ酸やビタミンといった
栄養が過剰になっている水槽で
度々発生します。
最近のものは400Lに1滴など
かなり高濃度になっているものもあり
規定量で添加していても
水槽の濾過能力低い場合や生体数が
少ない場合にもいつのまにか
富栄養環境になっている可能性があります。

添加する際には必要な量を
見極めること
また、有機栄養(アミノ酸や
ビタミン等)の含まれていない
人工海水で換水することが大切!

その他…
シアノバクテリアを食べてくれる生体として
タツナミガイを導入する

殺菌灯を使用する
という方法もありますが
当店では①と②の見直しだけで
シアノバクテリアは改善されました!

もちろん殺菌灯を使用するメリットは
他にもたくさんありますので
設置するのがオススメです!



茶ゴケ緑ゴケに比較して
水槽内で発生している方は
少ないと思いますので
出てしまっている方はもちろんのこと
まだ出ていない方は
上記の2点を特に気にしてみて下さい!



いよいよ最後!
これが1番の強敵…?!!

苔対策 伍で
お会いしましょう!
最後までお付き合い頂き誠に有難う御座います!