こんにちは!
サッポロファクトリー店の横田です。
少し時間が経ってしまいましたのでおさらいを・・・
前回は水槽台の組み立てまで行いました。
今回は水槽の設置前準備をやっていきます!
まずはコチラ!
スクリーン!
水槽のガラス背面や側面に貼ることで
レイアウトの景観を損ねることなく楽しむことができるほか
太陽光など余計な光を遮光する事でコケなどが生えにくくなります!
スクリーンにはテープで貼る簡易的なものと、希釈した中性洗剤を使用して
貼り付けるものと2種類あります。
今回は後者のものを使用致します。
※すでに水槽を立ち上げてしまっている場合は
前者の簡易タイプが扱いやすいかと思います。
まず必要なものを紹介いたします。
・スクリーン
・霧吹き(希釈した中性洗剤)
・ゴムベラ(今回は100円ショップで見つけた窓掃除のワイパーで代用)
※この妥協が後の苦戦に繋がります・・・
・ウエス(キッチンペーパーや新聞紙もあるといいかも?)
・カッター(新品の刃←これが重要です!)
・床に敷くもの(段ボール、ブルーシート等)
【手順1】 床にシートを敷いたら、水槽に貼られたシールを剥がして、全体を綺麗に拭く。
綺麗に見えても意外と手垢やほこりが付着しています。
【手順2】 スクリーンを貼りたい面に、希釈した中性洗剤を満遍なく吹き付けていきます。
結構たっぷりいきましょう。
【手順3】スクリーンを台紙から半分程度剥がし、接着面にも中性洗剤を満遍なく吹きかけます。剥がした面を水槽に合わせて貼り付けていきます。
※全部を台紙から剥がしてやってもいいかもしれませんが
私は半分ずつ貼り付けていくスタイルです。
【手順4】 なるべく空気が入らないように、貼っていきます。(ちなみに私は4辺に余りを残す派です。)
【手順5】 貼り付けたスクリーンに中性洗剤を再度、吹きかけます。
中央から空気をゴムベラで抜いていきます。
滑りが悪くなったら中性洗剤を追加してください。
※今回は道具を妥協した結果、苦戦を強いられ写真を撮り忘れています・・・
【手順6】 空気が抜けたら、余っているスクリーンをカッターで切っていきます。
古い刃を使うとうまく切れずに失敗する可能性が高まります・・・
※水槽の角は斜めに加工されているので、刃を斜めに入れるのがポイントです。
以上でスクリーン貼り付け作業は終了!
水槽台にマットを敷いて
設置完了!!
次はフィルターを設置しましょう♪
エーハイム クラシック 2215を使用します。
今回は中身を少しカスタマイズしていきます!
【手順1】まずは中身を出して・・・
荒いスポンジフィルターを底に敷きます。
これで大きなゴミを物理的に濾過をして貰います!
【手順2】パフィーサポートを薄く敷きます。
こんな感じです!
※見えやすいように寄せていますが均等に敷いてください。
次はバフィー! ちくわぶみたいですね・・・
しかし侮ることなかれ!
こちらは優れものでバクテリアの定着率が凄い!!
【手順3】上の写真のように短くカットして入れます!
縦に並べて入れる事で水通りが良くなります。
【手順4】バフィーの周りをバフィーサポートで埋めていきます。
※バフィーに様々な方向から水流を当てることで、より効果を発揮します。
そしてこちら!吸着系濾材の・・・
リバースグレインマリン!
リバースグレインpHアップ!
コケの原因物質の吸着、時間の経過と共に低下するpH等の維持をしてくれます!
【手順6】これらを入れたら蓋を閉めて、フィルター内部のセッティングは完了!!
次に給水、排水ホースを接続していきます。
時間が経つとこれらのホースなどが外れなくなる事がありませんか・・・?
ここでワンポイント!
接続部にワセリンを薄く塗るんです!
これによりメンテナンス時のストレスが大幅に軽減されますね
下の写真のような感じで給排水のパイプを設置し、ホースを接続いたしました!
そして次は~
人工海水を作成していきましょう!
今回使用するライブシーソルト(人工海水)は溶けやすい上にカルキ抜きが不要!
便利な専用カップにはメモリが付いているので
線まで人工海水の素を入れて、その量に合わせた水道水に混ぜるだけで
簡単に海水が作れてしまいます!
今回は10Lで作成しましょう
専用バケツにもメモリが付いているので10Lの水道水も
簡単に用意できます!
そしたら人工海水の素を加えながら混ぜていきます。
しっかりと混ぜて透明になったらOK!
透明になった人工海水を塩分濃度屈折計で測定すると・・・
塩分濃度がしっかり35‰(パーミル)になっていました!
ちなみに私が比重計ではなく塩分濃度屈折計を使用する理由は
比重は温度によって変化してしまう為です
それから・・・
ライブ リーフ ベース(底砂)です。
なんと初めからバクテリアが封入されているのです!
砂を洗う手間も無くてとっても楽
そのままどーんと入れてください!
そしたらあらかじめ作っておいた海水を投入しましょう
空いた底砂の袋などを利用して砂が舞い上がらないように・・・
と言いながら結構濁りました・・・
と、ここで一つ忘れ物が、、、。
海水特有の機器、プロテインスキマーの設置を撮影し忘れていました。🙇🏻♂️
今回は水槽サイズとなるべく機器のサイズを小さくしたいという点でQQ1を選択致しました!
お客様とお話をしていくと意外なほどプロテインスキマーを使用されていない方が
多いように感じております。
こちらは微細な泡を発生させ、有機物が分解される前に回収(物理ろ過)できることから
バクテリアによる有機物の分解(生物ろ過)を補助することができます!
海岸縁や波打ち際に泡立った汚れが溜まっているのを見たことありますよね?原理としてはそれと同じで、その汚れの部分を濾し取るための装置です。
さらに!空気をたくさん取り込むので酸素濃度を上げることができ、魚たちも活性するだけでなくバクテリアの活性も見込めます。
仕切り直して海水を注ぎ終わったらそのバクテリアを投入致します!
バクテリアは水槽内の有機物を分解してくれる働きがあります(先ほども出てきましたね)
ここの詳細はまた別の機会で取り上げたいですね
今回はバイコムの海水スターターセットを使用致します!
78と21で役割・特性が異なるため、入れる分量が違うのでご注意を!
ちなみに只今の時刻はPM11:40。
もう横田の活動限界が近いので片付けに移ります・・・
それから6時間後
翌朝6時にはここまで透明に!一目瞭然ですね!
うん!すばらしい!
これからが楽しみです♪
本日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました😊
本日(8日)と、明日(9日)はコケリウム作成教室開催!
下記の要綱をお読みの上、ご来店いただけると幸いです。