こんばんは(*^_^*)
アクアショップトラッシュの稲葉です!

今回は、前回からの続きで照明の選び方です。

そもそもの問題ですが、魚を鑑賞する為だけのライトでは水草は満足に育てることはできません。
水槽セットで販売されているもので十分と思われている人が多いように感じます。


水草は使い捨てるものではありません!
環境を整えてあげると、とても綺麗な姿を見せてくれます!
その為にも、まずは照明が重要になります。


まずは前回の記事の補足からいきましょう!
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照明の明るさというのはlm(ルーメン)全光束で表されています。

20w形(18w省エネ形)蛍光灯の明るさですが、製品により多少違ってきますが平均的な明るさとしては、1250lm程度です。

2本で2500lmです。

皆さん数値だけを見て誤解されることが多いのですが、直管、もしくはサークル形蛍光灯というのは丸く全周囲的に発光しています。
器具の天井方向への無駄は照射があり、反射を含めても実質的には6割程度が水槽に向かう有効な光です。

という訳で1500~1750lmが実質的な明るさの数値になります。
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ここからLED器具の選定方法になります。

LEDは全ての光束が有効な方向に照射されます。

電球形蛍光灯とLED電球であれば、単純にlmが同じであれば似たり寄ったりの明るさになりますが…

LED照明器具の明るさというのは器具によって変換効率が違ってきますので、特に古い物だと効率は悪いです。

単純にw数で考えることはかなりの誤差を生んでしまいますので、しっかりとlmで考えていきましょう!

アクアリウム用の照明器具の変換効率というのは、一般的な照明器具よりも変換効率の悪い製品も出回っています。

器具の説明を読めば、全光束が何lmなのか表記されているはずですので、これだけでもある程度選定することができるでしょう。


ただ…めんどくさいですよね笑

またざっくり表にまとめておきます!
この表記W数の器具を選定しておけば大丈夫だろう…ってところですが水槽内の環境に応じて変動しますので、バランスを整えることを重視してください。
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水槽サイズ
蛍光灯 1灯/2灯/3灯
LED 1灯/2灯/3灯
の表記になります。

30cm規格水槽
5W/10W/15W
4W/8W/12W

30cmキューブ水槽
10W/20W/30W
8W/16W/24W

45cm規格水槽
10W/20W/30W
8W/16W/24W

60cm規格水槽
20W/40W/60W
16W/32W/48W

90cm規格水槽
60W/120W/180W
48W/96W/144W

120cm規格水槽
80W/160W/240W
64W/128W/192W

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こんな感じです!

うちの水槽レンタル、60センチ規格水槽の場合はコトブキのフラットLEDを使用していますが、水草の成長度合いとしては
2灯クラスは十分に。
3灯クラスだと、少し不足。
というレベルで使用できています。

LED器具で悩んでいる場合は、試してみてはいかがでしょうか?



照明器具の選び方はこんな感じです!

またなにか気になるお問い合わせなどがあれば、またご紹介したいと思います(*^_^*)

ではまたー!