こんにちは。
アクアショップトラッシュの稲葉です。
梅雨らしくない、暑い日が続いていますねー。
明日21日は雨で気温もぐっと下がるようなので、体調を崩さないよう気をつけてください(*^_^*)


さて今日のテーマは、前回の続きで
「コケの対策方法」です。

コケと言ってもいくつか種類がありますが、水草水槽をやる上で付いて回るコケに絞って取り上げたいと思います。

1.緑藻
緑色のコケ
水槽内のあちこちに発生します。

2.茶ゴケ(珪藻)
水槽をセットした直後や、水質が不安定な状態の時に発生します。

3.黒ひげゴケ
黒いヒゲ状のコケです。
水流の強いところに発生しやすいです。

4.アオミドロ
緑藻の一種で、とろろ昆布の様な状態が特徴です。

5.藍藻(らんそう)
濃い緑色のベタベタしたコケ。
独特なカビの様な臭いがあります。

この5つのコケに絞ってお話します。

ちなみに、コケを食べてくれる生体を入れておけばいい!と言う人もいますが、私は発生しにくい方法、生体に頼らない方法で管理しています。

これから書いていく対策方法と生体を合わせれば、コケに悩まされる…といったことも減るかと思います。



1.緑藻の原因と対策方法

特定の発生原因はわかっていませんが、
水草が元気に育つ環境を好むコケですので、水草を育てている以上必ずと言ってもいいほど発生します。

対策方法としては、繁殖力はそれほど強くないので、ガラス面や器具などについた場合は、スポンジで擦ってから水換えをすれば問題ありません。
2.茶ゴケ(珪藻)の発生原因と対策方法

先に書いた様に、茶ゴケは水質が不安定な時に発生します。
これは水槽内のろ過バクテリアが不十分な状態の時に発生するものですので、過敏にならずに定期的な水換えをしていればいずれ無くなります。

無くなった後に、再び茶ゴケが発生した場合はろ過フィルターの掃除が必要です。
水換えと同時には行わずに一週間程度ずらして掃除しましょう。

3.黒ひげゴケの発生原因と対策方法

黒ひげゴケの発生原因は、水槽内のリン酸過剰によるものです。
リン酸ってなんじゃいって人もいると思いますが…その辺の話はまた後日記事にします笑

対策方法としては、リン酸を減らせばよいので、
水換え・フィルターの掃除をする。
リン酸の吸着剤を使う。が主になります。
流木や石、葉の硬い水草に付着してしまった場合は
水槽から取り出して、木酢液を塗り1分程度待ってからよくすすぎます。
その後水槽に戻せば赤く枯れてくればオッケーです。
葉の柔らかい水草に着いてしまった場合は大人しく切って捨てる方がいいです。
再利用しようと思うと、水槽内のあちこちに飛び散ってしまうのでオススメしません。

4.アオミドロの発生原因と対策方法
アオミドロは水槽内の富栄養化・光量過剰が原因です。
水換えをあまりしていない水槽や
直射日光がよく当たる場所にある水槽でよく見かけます。
照明を長時間つけている水槽でも発生しやすいです。

対策方法は、発生してしまったアオミドロは手でつまんでとったり、いらなくなった歯ブラシなどで絡め取ります。

光合成によって成長するので、
まずは半分水換えをします。
その後新聞紙などで一週間程度遮光します。
その後、遮光をやめて水換えをすればほとんど無くなっています。

5.藍藻の発生原因と対策方法

藍藻は
1.水質の悪化2.外部からの持ち込み
が主な原因です。
特に水の流れの悪い場所
(底砂の上や底砂とガラス面のすき間など)
に発生しやすいです。

藍藻を取るときは、水槽内に散らばらない様に注意することが最優先となります。少しでも残っているといくらでも増えます笑
なので、ホースなどで吸い取ったり、水槽から取り出せるものは取り出してバケツの中ですすぐ必要があります。
(とにかくカビ臭いので、室内でやると大変なことになりますので、換気に気をつけてください。私は換気を怠ったせいで家族にめちゃくちゃ怒られました笑)

とれるだけ取った後は、市販の藍藻除去剤を使います。これはその除去剤の説明書をよく読んで使ってくださいね。
オキシドールや木酢液で代用する人もいるみたいですが…。

除去剤の使用が終わった後は、水の流れが悪いことが原因の1つなので、エアレーションを行って水流の改善をしましょう。


以上がコケの対策方法になります。

本当に大切なのはコケを発生させないこと、予防することが大切です。

コケの出にくい環境づくりについては、また後日お話したいと思います。

長文に付き合っていただき、ありがとうございました!