12/12で終了したNHK火曜22時からのドラマ「大奥2」の感想です。
ネタバレ等も含まれている場合がありますので、ドラマ未見の方は読まないようにしてください。
※画像は公式サイトより
【マコ】
「大奥2」は、よしながふみさんの漫画が原作のドラマです。
江戸時代の流行病赤面疱瘡により男子が極端に少なくなり、女性が労働を担うようになり、徳川将軍も女性となってしまいます。
大奥も男女が逆転して美男子ばかりの大奥が作られました。
前作では8代将軍吉宗(冨永愛さん)が赤面疱瘡の克服に挑戦し、失敗したところまで描かれました。
今作はその吉宗の時代から20年後、吉宗の意向を受け取った田沼意次(松下奈緒さん)の時代以降に赤面疱瘡を克服し、その後の明治維新までが描かれます。
出演は、前半の医療編が、鈴木杏さん、村雨辰剛さん、玉置玲央さん、松下奈緒さん、後半の幕末編は古川雄大さん、瀧内公美さん、福士蒼汰さん、岸井ゆきのさん、志田彩良さんなどとなっています。
【ドラ夫】
1月~3月に放送された前作に引き続き見ごたえがあったドラマだった。
特にこのような大作は、最近ではNHK以外ではなかなか見ることができないと思う。
史実を基にしたファンタジーではあるんだけど、史実をうまく生かした話が面白かったよね。
【マコ】
前半の医療編と後半の幕末編ではどちらが良かったですか?
【ドラ夫】
それは断然幕末編の方かな。
医療編は大奥の愛憎成分が少なくて、ちょっと間延びした感じ。
歴史でも将軍は目立たないし、大奥も注目されていない時代だったからしょうがないかもだが。
幕末編は、前作の愛憎よりも、将軍と部下との友情や女同士の夫婦の愛情?の描き方が秀逸だった。
特に家茂(志田彩良さん)と和宮(岸井ゆきのさん)の夫婦は、最初はぎこちなかったのが、愛情に変わっていく展開は素晴らしかったね。
【マコ】
このドラマ、演じる俳優さんたちが、他のドラマに出ている時よりもうまく感じるんですよね。
演出の方が良かったのかもしれません。
その中でも私は、阿部正弘を演じた瀧内公美さんが特に良かったですね。
将軍家定(愛希れいかさん)の心を溶かす、菩薩のような表情が素敵でした。
【ドラ夫】
僕は和宮を演じた岸井ゆきのさんが良かったね。
公家の不気味なメイクや少し高慢ちきな雰囲気がよく出ていた。
彼女は愛嬌がある役も抜群だけど、ああいう不思議な雰囲気がある役もぴったりだったと思う。
維新後も少し描かれていて、瀧山(古川雄大さん)や天璋院(福士蒼汰さん)のその後が描かれていたけど、和宮のその後も描いてほしかったな。そこはちょっと残念。
さて、歴史的背景から前作に比べてパワーダウンした感はあるけど、それでも素晴らしいドラマだった。
前作今作合わせて全21回と長いドラマだったけど、長さを感じさせない壮大なドラマだったと思う。
「大奥2」(5段階評価)
☆☆☆☆☆
【簿記1級の勉強記録】
勉強開始日 平成29年10月24日~
総勉強日数 1817日
前回記録からの勉強時間 43分
総勉強時間 2122時間51分
【盛岡の最高最低気温】
最高気温:6.8℃
最低気温:-0.4℃