10/14で終了したNHK土曜22時からのドラマ「遥かなる山の叫び声」の感想です。

ネタバレ等も含まれている場合がありますので、ドラマ未見の方は読まないようにしてください。

 

※画像は公式サイトより

 

【マコ】

「遥かなる山の叫び声」は、山田洋二さん原作・脚本のドラマです。

主演は阿部寛さん、共演は常盤貴子さん、中原丈雄さん、筧利夫さん、藤井隆さんなどとなっています。

元々は1980年に高倉健さんが主演した映画で、2018年にBSプレミアムでリメイクされたものが、今回地上波で放送されることになったものです。

全4話で、前半の2話は主人公の森山(阿部寛さん)が未亡人の民子(常盤貴子さん)の牧場に来て交流を深めていきますが、森山が過去に犯した事件により刑務所に収監されるまでを描いています。

また、後半は森山が出所するところから始まり、偶然出会った民子の息子武志(佐藤優太郎さん)が具合が悪くなり、牧場まで送迎して、民子と再開するまでが描かれています。

 

【ドラ夫】

1980年の映画のリメイクとあって、若干古臭い演出はあるもののストーリーがものすごく良かったね。

いい意味で、いかにも山田洋二監督が作ったお話だなぁと感じた。

最初は森山を不審に思っていた民子が徐々に森山に惹かれていったところは、直接的な「好き」という言葉がなくても十分に伝わったね。

2人が再開したシーンで気まずそうにしていたところは名シーンだと思う。

それから最終話で不器用な森山が民子に促されて告白する場面や、森山が妹(真飛聖さん)に報告した場面は、泣きそうになるぐらい感動したな。

全4話と連続ドラマとしては短いのだけれど、だらだらと長いよりも話の中身が濃くて良かったね。

ところで、映画版は高倉健さんが主人公だけど、不器用だけど男として頼りになるところは、高倉健さんをイメージして作ったんだろうね。

今回の阿部寛さんもそれに負けず劣らずいい演技だったと思う。

 

【マコ】

そうですね。

民子役の常盤貴子さんも良かった。

彼女って変に若作りしてなくて美人だけど年相応という感じが、このドラマにはすごく合っていました。

 

【ドラ夫】

ちょっとあれって思ったのが、成長した後の武志の性格かな?

自閉症のようなしゃべり方になっていたけど、前半の子供の頃はそういう描写が全くなく普通にしゃべっていた。

何か森山が刑務所に入っている間、あったのだろうか。
あまり自閉症として描く意味はなかったと思うけど、どういう狙いだったのかなぁ。

 

【マコ】

ストーリーには大きな影響はなかったのですが、先生(藤井隆さん)とのやり取りを面白くするためだったんじゃないでしょうか。

 

【ドラ夫】

最近ではこういう人情話は、ほとんどドラマになることがないので、すごく楽しめた。

まぁこれも自分が年を取ってきたせいなのかもしれないけどね。

 

 

「遥かなる山の叫び声」(5段階評価)
☆☆☆☆☆

 

【簿記1級の勉強記録】
勉強開始日 平成29年10月24日~
総勉強日数 1780日
前回記録からの勉強時間 0分
総勉強時間 2091時間35分


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