財形貯蓄とは、簡単に言うと「会社が給料から天引きしてお金を自動で貯めてくれる制度」の事です。
自分の意思とは関係なく、強制的に決まった金額を貯めていってくれるので、お金を貯めるのが苦手な人や、普通の銀行預金などの様に、ATMを使って簡単に引き出す事も出来ないので、お金を無駄遣いしてしまう人にも安心な制度なのです。
春から新社会人になる方や、この制度を知らない社会人の方にとって、知っておくべき制度です。
財形貯蓄は、お金の利用目的に応じて3つの種類があります。その3種類とは、「一般財形貯蓄」「財形年金貯蓄」「財形住宅貯蓄」です。
「一般財形貯蓄」は、貯まったお金を自分の好きな様に使うことが出来るというものになります。他の2つの財形貯蓄は、利息に対して非課税であるのに対し、一般財形は利息に税金がかかるので、そのような優遇措置はありません。
「財形年金貯蓄」は、名前に「年金」と入っている通り、この財形貯蓄の目的は、60歳以降に年金として受け取る為の資金作りです。一般財形貯蓄とは違い、550万円までは利息に税金がかかりません。
ただし、貯まったお金を「年金以外の目的」の為に使うと、一般財形と同じように利息に税金がかかります。
「財形住宅貯蓄」は、マイホームの購入や建設など、住宅関連の資金作りを目的とした財形貯蓄で、財形年金貯蓄と同じく550万円までは利息に税金がかかりません。
働き始めるとお金に余裕が出来て、ついつい無駄遣いをしてしまいがちになります。数年後に貯金通帳を見て、膝から崩れ落ちない様に、今のうちから財形貯蓄をしておきましょう。
お金の事や、キャリアの事。そして女性の自立の事など、あなたの人生をよりよく、豊かなものにする為、必要な事、大切な事が学べるようになってます。
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