昨夜も釣りには行かなかった。
う~ん。
最近読んだ(Audibleで聞いた)本!
↓これね。
内容的には新鮮味が無いけど、現実味があるね。
結構具体的。
死に対する恐怖は誰でもある。
ジョニーも、独り布団に入り、眠る少し前。
ふと、死について考える。
逃れようのない恐怖に襲われる。
死は、すべての人に平等に訪れるのだけど。
死の恐怖は、痛みでも苦しみでもない。
自分という存在が消失する恐怖。
意識が二度と目覚めない恐怖。
著者の渡邉正峰は、その恐怖を克服する方法として。
「意識のアップロード」を挙げる。
人の意識をデジタルデータとしてコンピュータに転送する研究。
そもそも、この世界は現実なの?
人類より遥かに高度な知能を持つ高次の存在。
まぁ、神でも宇宙人でも何でもいいんだけど。
その存在が作り出した仮想の世界・・・。
著者は、映画マトリックスを例に挙げている。
でも、ジョニーが最初に頭に浮かんだのは。。。
SAOアリシゼーションだったよ。
ラビットホールに誘う、面白い話。
哲学者ニック・ボストロムのシミュレーション仮説。
この世界は、超文明によるシミュレーションである。
この仮説によると。
我々がシミュレーション世界の住人である確率の方が、実在する宇宙に存在する確率よりも高いとされるらしい。
エモいね。
著者は、侵襲型ブレイン・マシン・インターフェースを説明する。
脳と外部デバイスを直接接続し、情報のやり取りを可能にする技術。
この分野でのアメリカや中国の戦略的研究は凄まじいよ!!
対してお花畑の日本、ショボすぎ。
有人ロケットを作らない宇宙開発にしてもそうだけどさ。
脳科学も倫理とかリスクとか、お馬鹿さんが幅を利かせる国。
著者の提唱する方法での意識のアップロードの疑似体験。
生体脳から機械脳への記憶転送の仕組み。
脳外科医・神経生理学者ワイルダー・ペンフィールドの電気刺激実験の成果。
でも、移したくない記憶はボタン一つで消せる。
デジタル世界への引っ越し、神経科学すげえ!!
時々登場する聖飢魔Ⅱデーモン小暮。
著者の大学の先輩なんだそうな。(笑)
蝋人形の館って歌・・・知らない。
意識のアップロードにおける人格の同一性の問題。
みんな大好きテセウスの船がやっぱり出て来た。
脳細胞は常に生まれ変わっているのに意識は同一か?
ここで、何故か「欽ドン!良い子悪い子普通の子」が登場。
ちょっと無理やり。(笑)
- 意識の良いアップロード。
- 意識の悪いアップロード。
- 意識の普通のアップロード。
意識のアップロードにおける自由意志についての問題。
脳が量子効果を利用して意思決定を行っている可能性を示唆。
ほらほらほら!
やっぱり量子物理学が重要なんだって!
つか、そもそも意識って何?
哲学者トマス・ネーゲルや数学者ゴットフリート・ライプニッツ。
さらに、デカルトの二元論まで触れている。
哲学者デイヴィッド・チャーマーズが提唱したハードプロブレム。
結局、意識はボスキャラなので、簡単じゃないって事らしい。
AKIRAも話のネタで登場する。
意識はどこにあるか?
DNA構造でノーベル生理学・医学賞を受賞したフランシス・クリックとクリストフ・コッホ。
彼らの意識を生み出す神経回路網とその振る舞いを指す概念を紹介。
著者はいくつかの有力な説を挙げる。
- 樹状突起説。
- 量子脳理論。
- 統合情報理論。
渡り鳥が地磁気を見るのに、量子的な効果に依存しているって研究もあるじゃん。
他にも、クジラ、鮭、アサギマダラ・・・。
AIの描く生物は、ちょっとおかしい。。。
何より、生命活動の中には量子力学でなければ説明のつかない現象はあるじゃん。
ってことで、この本への興味が半分以下になった。
一応、最後まで読むけどねぇ。