午前1時半から、マゴチ狙い。
現場には、常連さん3人!!
・・・まったくアタリ無く、マゴチの気配はない。
午前2時半納竿♪
パーフェクトボーズ!!!
魚いないよ。
最近読んだ(Audibleで聞いた)本!
↓これね。
アンパンマンの作者、やなせたかしの波乱万丈の人生を振り返った自叙伝。
ん?
ん?
は~ひ~ふ~へ~ほ~♪
Audibleの朗読の声が、よく聞く声だな。。。
フリーザみたいな・・・
ワクチンマンみたいな・・・
※明らかにアンパンマンのパクリであるワンパンマンの第一話に登場。
バイキンマン!!
なんと!Audibleでは、朗読を中尾隆聖がやってる。
そう、バイキンマンの声優である。
アンパンマンの遺書をバイキンマンが朗読とか。。。
エモいね。
この本を読んでることを同僚に話す。
連続テレビ小説「あんぱん」が放送されてるよ?!
マジで?!
ホント、偶然だった。
だって、朝ドラなんか見ないもん。
幼少期から、東京高等工芸学校へ入学。
大日本帝国陸軍の軍曹にまでなる。
弟は戦死。
終戦後、高知新聞に入社し、後の妻小松暢と出会う。
なんと、出張先での食中毒の話。
やはり恋愛とは、出会いと運命だと思う。
1947年に結婚後、三越に入社。
三越の包装紙??
↑これね。
デザインは、猪熊弦一郎という洋画家が手掛けたんだけど。
なんと、「mitsukoshi」の文字は、やなせたかしが書いたんだって!!
誰も知らんし。(笑)
この頃から、やなせたかしは、依頼された仕事は断らなかったらしい。
何でも引き受けるから、誰も漫画家とは言わなくなったんだって。
1960年、永六輔からの依頼で「見上げてごらん夜の星を」の舞台演出。
この時に、いずみたくと知り合い「手のひらを太陽に」を作詞。
やなせたかし本人は、「手のひらを太陽に」を良い歌とは思ってなかったらしい。
また、宮城まり子を取材し、リサイタルの構成を任される。
「手のひらを太陽に」の歌も宮城まり子だね!!
さらに!
山梨シルクセンター(現:サンリオ)で「愛する歌」という詩集を出版。
サンリオと言えば、キティーちゃん!!
サンリオは、やなせたかしがきっかけで出版事業に乗り出したらしい。
これが、後にアンパンマンが登場する「十二の真珠」に繋がる。
1969年には、手塚治虫からの依頼で劇場アニメ「千夜一夜物語」の美術監督。
同作のヒットのお礼として、「やさしいライオン」がアニメ映画化!
虫プロは反対したので、手塚治虫のポケットマネーによるものらしい。
「千夜一夜物語」がエロアニメなのに対し、「やさしいライオン」は子供向け。
表現力が半端ない。
やなせたかしの奥さんに対する愛情は、素晴らしい。
また、奥さんも何でもテキパキこなす人らしい。
「苦しい時に共に戦った戦友・・・。」
やなせたかしは、奥さんをそう評する。
ジョニーの嫁さんには、想像できない感想だ。
家庭でも、仕事の話はできない。
嫁さんからすると、自慢話に聞こえるらしい。
そのため、我が子たちは、父の仕事をほとんど知らない。
「仕事の話は職場でしてね」
ジョニーがホントに苦しい時に嫁さんに言われた言葉である。
この人に、愛情はあるのだろうか・・・。
だから、やなせたかしを少し羨ましく思った。
そんな奥さんに癌が見つかり、余命3か月。
やなせたかしの後悔は凄まじいものだった。
「ボクがもっと早く気付いてあげてれば」
ここで、丸山ワクチンの話が出てくる。
主治医からは水みたいなものと言われたが、奥さんは回復していく。
体重も増え、山登りまで出来るほどに。。。
一応、覚えておこうと思った。
1988年、テレビアニメ「それいけ!アンパンマン」の放映が開始される。
当初、テレビ業界では視聴率2%枠なので期待されていなかった。
それが爆発的にヒットし、大人気番組となる。
「頭をかじられるダサいヒーロー」
それは、ダサい大人の評価。
子ども達には最高のヒーローである。
こうした大人の愚考で消滅した子ども向けの名作は沢山あったんだろうね。
これまでにも。
アンパンマンは幼児向け?
これについては、やなせたかしは、言及こそしないものの。
不服のようだ。
「なんのために生まれて、なにをして生きるのか?」
アンパンマンのマーチには、大人向けの哲学がある。
なのに、幼児向け?
ちょっと子どもを馬鹿にし過ぎじゃね?
勲四等瑞宝章受章を「アンパンマンの勲章」と称した。
そして、子どもがいないやなせ夫妻は、アンパンマンを自分たちの子どものように感じていた節もある。
奥さんは、病床でアンパンマンのタオルをお見舞いに来た人に渡していた。
「ボクの財産は、アンパンマンに譲る」
アンパンマンショップやアンパンマンミュージアムは、自分達の子どもアンパンマンの家。
アンパンマンミュージアムは、故郷高知だけでなく、福岡、横浜、名古屋と続々と建てられている。
どんどん増えていくので、「やめておいた方がいいよ」
やなせたかしは、そう言っている。(笑)
ちなみに、ジョニーは高知県のアンパンマンミュージアムに行っている。
2011年8月、嫁さんと長男、次男とで。
三男は、まだ生まれていないからね。
やなせたかしが利用していた後免駅。
アンパンマンミュージアム♪
起承転結。
四コマ漫画として、書かれたこの本の最終章。
終りというより、始まりのような感じだった。
気力、体力、視力。。。
衰えは感じているようだが、死の直前まで精力的に仕事をしている。
大友克洋の「AKIRA」や宮崎駿の「風の谷のナウシカ」など。
やなせたかしは、素直に楽しんで観ていたようだ。
次代を担う巨匠たちを歓迎するように。
この本を読んで、感じたのは、やなせたかしは、自己評価が異常に低い。
いや、壊滅的に低い!!
自分が選ばれると「血迷ったか、ボクなんかを選ぶなんて」って感じ。
愛の告白も奥さんからだし・・・。
ただ、理想とする目指すべき人間像が高過ぎる故か。。。
次に感じたのは、やなせたかしの人脈が異常であること。
それも、昭和を代表する有名人がゾロゾロと・・・。
そのほとんどが、相手からの接触と言うのがまた凄い。
人を引き付ける見えないカリスマを感じる。。。
2011年(平成23年)3月11日14時46分
宮城県牡鹿半島の東南東沖130キロメートルを震源とする巨大地震がが発生した。
地震の規模はマグニチュード9.0!
発生時点において日本周辺における観測史上最大の地震。
東日本大震災の後。
アニメの主題歌「アンパンマンのマーチ」にリクエストが殺到!
やなせたかしは、病気の体を押して、被災地の支援を続けた。
今を生きることで
熱いこころ 燃える
だから 君はいくんだ
ほほえんで
そうだ うれしいんだ
生きるよろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも
やなせたかしの詩は、至って簡単だと思う。
だからこそ、心に直撃するのかもしれない。
以前読んだ、「奇跡のリンゴ」ぶりに泣けた。