午前1時半から名古屋港最奥。
カサゴ狙いね。
最近読んだ(Audibleで聞いた)本!
↓これね。
この本は、「古事記」や「日本書紀」に記された日本神話。
それと日本の火山や断層を結び付けて神社の成り立ちを説明しているんだが。
ジョニー、そもそも日本神話を知らない。
知らないのって日本人としてどうなん?
ってことで、調べてみた。
古代日本における宇宙の起源は、原初の「混沌」から始まる。
そこに、アメノミナカヌシノカミ、タカミムスビノカミ、カミムスビノカミの造化三神が登場。
天地の「秩序」を創造して、消えちゃう。天地開闢!!
・・・登場シーンそんだけ!
その後、イザナギとイザナミが天浮橋から天沼矛でかき混ぜる。
その時、天沼矛から滴り落ちた潮が固まって「オノコロ島」が誕生する。
イザナギとイザナミは、オノコロ島で無事に結婚。
日本列島(大八洲)と多くの神々を生み出し(国生み、神生み)幸せに暮らす。
ところが、イザナミはヒノカグツチを生んで、命を落とし黄泉の国へ旅立ってしまう。
悲しい別れに、イザナギは愛する妻イザナミを追って黄泉の国に赴く。
黄泉の国で、変わり果てたイザナミの姿に恐怖を覚え逃走!!
・・・逃げ帰っちゃったんだ。
黄泉の国で穢れたイザナギは日向国で「禊の儀式」をして身体を清めた。
この時に、イザナギの体や服から、数多くの神々が誕生する。
左目からアマテラス(太陽神)、右目からツクヨミ(月の神)、鼻からスサノオ(海や荒々しい力の神)が誕生する。
これが日本神話における天地創造と神々の誕生!
ちょっと何言ってるかわからない。
まぁ、死と再生、混沌から秩序ということかな。
神話はまだまだ続く。
アマテラスとスサノオの対立、いわゆる姉弟喧嘩!
乱暴で言うことを聞かないスサノオ。
この乱暴というのがすさまじい!
どれ程すごいかというと、ここに書けないくらい。
ついにアマテラスは、怒って拗ねて、「天岩戸」に引きこもる。
有名なシーンだね♪
アマテラスが引きこもったせいで、世界が暗黒に包まれてしまう。
焦った八百万の神々が知恵と連携で儀式を行い、アマテラスを誘き出す。
この儀式が結構ぶっ飛んでいる!
どれ程すごいかというと、ここに書けないくらい。
そして、この儀式で用いられたものが「八咫鏡」と「八尺瓊勾玉」なんだね。
この事件から、スサノオは高天原から追放されちゃう。
出雲国に降臨するんだけど、ここで老夫婦とその娘に出会う。
娘(クシナダヒメ)は、大蛇(ヤマタノオロチ)に捧げる生贄っぽい。
スサノオは結婚を条件に助けることにする。
この後に出てくるオオクニヌシもそうだが、日本の男神って結構えげつない。
スサノオはヤマタノオロチを泥酔させて討伐する。
そして、その尾から、「草薙剣(天叢雲剣)」を手に入れた!
いや、酔わせて倒すとか卑怯じゃん。
なお、スサノオは草薙剣を何故かアマテラスに献上している。
もうちょっとだけ、日本神話。
物語は、スサノオの子孫、オオクニヌシへ。
出雲国で兄弟神にいじめられていたオオクニヌシなんだけど。
有名な「因幡の白兎」の出来事でヤカミヒメと結婚し、国造りを成し遂げる。
白兎グッジョブ!!
まぁ、他にも正妻のスセリビメやヌナカワヒメなんかとも結婚してるんだが。
それ以外にも日本各地に現地妻がいたとか。。。
その後、出雲国は大和国のアマテラスに攻められて国譲り。
国を譲る条件として、出雲大社を立て直し?
大黒様は、戦の話より恋バナの方が多いらしい。
この辺りは、よくわからん。
あれ?アマテラスって、高天原にいるんじゃないの?
ん~~、神様だから、場所も世代も関係ないか。
さらに時は進み、アマテラスの孫のニニギが、日向国の高千穂に降り立つ。
これが、いわゆる天孫降臨!!
ニニギは、祖母のアマテラスから三種の神器を預けられて降臨。
そして、ニニギの曾孫が各地を平定し、大和に至って、初代天皇に即位する。
この初代天皇が、今の天皇家に繋がる神武天皇。
神話と国家の正統性が深く結びつけられたわけね。
以上が日本神話のなんだが、間違ってたらごめんなさい。
んで、この基礎知識があれば、この本が理解できる?
日本列島は環太平洋火山帯(環太平洋造山帯)に位置している、
だから、火山、地震、断層、温泉、鉱石がめちゃくちゃ多い。
火山列島や地震列島と呼ばれる日本、そこに住む古代の人々。
地震や噴火を「神の怒り」と考え、温泉や鉱物を「大地の恵み」として崇めてきた。
これが日本神話と結びついて、今でも信仰の対象になってる。
日本列島を縦断する「中央構造線」という超巨大な断層。
これに沿って歴史ある神社がズラリと並んでいる。
- 諏訪大社
- 鹿島神宮
- 伊勢神宮
- 大神神社
- 石鎚神社
- 辰砂(しんしゃ)
- 翡翠(ひすい)
- 瑪瑙(めのう)
- 黒曜石(こくようせき)
- 玉髄(ぎょくずい)
また、温泉とも密接に関係している、
- 玉造温泉
- 勝浦温泉
- 諏訪湖の間欠泉
- 断層がある地域では鉱石が出土し易い。
- 断層の直線的な地形は、天然の「道」として人々の往来に役立つ。
- 石器時代には、黒曜石を矢じりや刃物として使用する。
- 辰砂は塗料として重宝される。
- 翡翠や瑪瑙は美しい装飾品として価値がある。
- 温泉は病や傷を癒せる。
- 火山ガスは儀式や神事で巫女をトランス状態にする。
これらの要素が、神社と深い関係があるという著者の見解。
説得力はあると思うよ。
だけれども。
日本列島には、無数の断層があるから。
ぶっちゃけ、どこに建てても断層の上じゃね?
ちなみに、出雲大社と熊野神社は、中央構造線上にない。
約1万1600年前頃の氷河期の終わりで出雲の海岸線が狭まったことを日本神話と関連付けている。
1万年って、とんでもない時間の経過だよ?
口伝とか無理じゃね?
旧石器時代から縄文時代を日本神話と関連付けているし。
もっと言うなら10万年前の超巨大噴火すら、日本神話と関連付けている。
他にも断層と磁気異常による影響なら理解できるんだが。
断層には人間には感知できないエネルギーがあるかもってことが意味不明。
全体的に、時代考証に無理があるように感じる。
無理やり断層と神社を結び付けようとしてる感が否めなかった。
何より、日本神話の説明が断層や神社の説明より多いんじゃね?
画像Canva
↓やる気スイッチです。
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